【マイフィクション】最終回ネタバレ考察!祐介が隠していた真実と結末を徹底解説

ドラマ『マイ・フィクション』では、物語が進むたびに正樹の正体や森沼ネクスタウンに隠された秘密が少しずつ浮かび上がってきました。

見れば見るほど、「正樹は本当は誰なのか」「正樹の中にある記憶は何なのか?」と気になってしまいますよね。

第1話では、伊川正樹が転落事故から目覚めると、妻や職場の仲間、町の住民から存在を忘れられていました。

さらに、二宮由梨の亡き夫の遺影が正樹と瓜二つだったことで、正樹が信じている人生そのものに疑いが生じています。

正樹の記憶が操作されてる可能性の方が高い?

冒頭に登場した「Transferring」の表示や、毎月実施される無料定期検診、事件件数ゼロを掲げる町にも、重要な秘密が隠されていそうです。

この記事では、

  • マイフィクション最終回で明かされそうな正樹の正体
  • 記憶転送が行われた人物と目的
  • 二宮祐介は何者なのか

について、作中で確認できる内容と筆者の考察を分けながら整理していきます。

なお、第2話以降については放送前に公開されたあらすじや予告映像をもとにした考察をしていきます。今後の放送内容によって、考察が変わる可能性があります。

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目次

マイフィクション最終回ネタバレ考察

ここでは、物語全体の着地点として考えられる正樹の正体や、由梨の夫との関係、最終回で描かれそうな結末を整理します。

正樹の本当の正体は誰なのか

正樹は、自分を真弓の夫である伊川正樹だと信じています。

ところが、転落事故から1週間後に帰宅すると、真弓は正樹を見知らぬ男性として扱い、老人ホームの同僚だった多田義孝が「伊川正樹」として家で暮らしていました。

職場の同僚や入居者も正樹を覚えておらず、町の中から存在だけを消されたような状態です。

ここで考えられるのは、正樹の周囲にいる全員の記憶が書き換えられた可能性と、正樹自身の記憶が作られた可能性です。

冒頭でパソコン画面に「Transferring」と表示され、転送数値が100%に達していたことを考えると、後者のほうが物語の設定としては自然に見えます。

つまり、玉森裕太さんが演じる男性は本来の伊川正樹ではなく、別人の記憶を転送されたことで、自分を伊川正樹だと思い込んでいるのかもしれません。

物語が複雑すぎて整理していかないと追い付かない・・・

この場合、転落事故前に描かれた真弓との結婚生活や老人ホームでの日常も、実際の体験ではなく、転送された記憶を映像として見せていた可能性があります。

一方、多田が正樹になりすましているように見える状況も、正樹の視点を通しているため、正しい現実とは限りません。

多田が伊川になったとたん髪型も寄せてる?ってニカちゃん行ってたよね!

多田こそが本来の伊川正樹であり、正樹を名乗る男性のほうが、他人の人生に入り込んでしまったとも考えられます。

現時点では、玉森裕太さんが演じる人物の本名や過去は公表されていません。最終回に向けては、「伊川正樹ではないなら誰なのか」が最大の謎になりそうです。

由梨の夫と正樹の関係は最終回でどう明かされる?

二宮由梨の部屋に飾られていた亡き夫の遺影は、正樹と瓜二つでした。

由梨の夫は警察官で、2年前に現場検証中の事故に遭い、亡くなったとされています。

さらに、トラックが突っ込んできた事故で遺体の顔は損傷が激しく、由梨も顔をはっきり覚えていないという情報があります。

この設定が重要なのは、遺体が本当に由梨の夫だったのか確認できていない可能性があるからです。

正樹と由梨の夫の関係としては、主に次の説が考えられます。

考えられる関係根拠残る疑問
正樹と由梨の夫は同一人物遺影の顔が正樹と瓜二つ真弓との7年間の記憶は何なのか
正樹は由梨の夫の記憶を転送された別人「Transferring」の表示がある正樹の外見まで同じ理由
正樹と由梨の夫は双子や兄弟同じ顔でも別人として存在できる兄弟の存在が公表されていない
遺影や記録が作られている写真や記憶に違和感がある由梨まで操作する目的は何か

第2話の予告映像では、由梨の夫と正樹が似すぎていることが強調されています。

ただし、兄弟説だけでは、正樹が真弓との生活を細かく覚えている理由や、町の住民全員が正樹を知らない理由を説明できません。外見が似ている謎は解けても、記憶の矛盾は残ります。

そのため、正樹と由梨の夫が兄弟だったとしても、記憶転送の実験が別に行われている可能性が高そうです。

*兄弟ではなかったものの、記憶の転送という考察は合っていました。

スピンオフの猫caféに行った記憶がもしかしたら由梨との記憶の可能性も・・・

転落時に見えた海と長い髪の女性が由梨だったなら、正樹の意識の奥に由梨との記憶が残っていることになります。

最終回では、由梨の夫が追っていた事件と森沼ネクスタウンの実験がつながり、その捜査中に事故へ巻き込まれた真相が明かされるのではないでしょうか。

正樹が最後に取り戻す人生とは

『マイ・フィクション』は、正樹が元の身分を取り戻すだけの物語ではなく、「記憶が人間を作るのか」というテーマを描いているように見えます。

正樹が持つ真弓との思い出が作られた記憶だったとしても、正樹にとっては大切な人生です。

真弓を愛している気持ちや、ピョートルを失った悲しみまで、偽物だと簡単に切り捨てることはできません。

ピョートルを飼うことになった経緯を見ると失った悲しみは計り知れないですよね・・・

一方、由梨の夫として過ごした過去が正樹の中に眠っているなら、由梨への感情も今後よみがえる可能性があります。

マウスレベルの研究ということでみんな記憶が戻っていることがあとからわかってきました

最終回では、次のような選択を迫られるのではないでしょうか。

  • 伊川正樹として真弓との生活を取り戻す
  • 由梨の夫としての過去を受け入れる
  • どちらの人生にも戻らず、新しい自分として生きる
  • 記憶転送を止めるために自分の記憶を犠牲にする⇨ここは考察通りでした

タイトルの『マイ・フィクション』には、「自分が信じている物語」という意味が込められているようにも感じます。

記憶が誰かに作られたものでも、その記憶を通して生まれた感情まで嘘とは限りません。

最終的に正樹は、どちらが本物の人生かを選ぶのではなく、自分がこれからどう生きるかを決める可能性があります。

真弓か由梨かという恋愛上の選択だけでなく、自分の記憶を信じるのか、明かされた事実を受け入れるのかが、最終回の大きなテーマになりそうです。

マイフィクション第1話考察|由梨の夫の遺影と研究室の「目」

第1話では、正樹の存在が町から消えたことに加え、記憶と現実の食い違いを示す伏線が数多く登場しました。

最も大きな衝撃は、由梨の亡き夫の遺影が正樹と瓜二つだったことです。

由梨は病院で正樹を見かけた時から動揺していたように見えます。

亡くなった夫と同じ顔の男性が現れたことに驚いていたと考えれば、その反応にも納得できます。

一方、由梨は正樹を夫だと断定しませんでした。

2年前に夫を亡くしており、突然同じ顔の男性が現れても、すぐに本人だとは受け入れられなかったのでしょう。

正樹自身が由梨を覚えておらず、真弓との結婚生活を語っていることも、由梨が慎重になった理由だと考えられます。

第1話で注目したい主な伏線は次のとおりです。

  • 由梨の夫の遺影が正樹と瓜二つ
  • 転落時に由梨らしき女性の横顔が見えた
  • 死んだはずのピョートルが生きていた
  • 伊川家の写真で正樹の指が不自然に長く見えた
  • 正樹の帰宅時に監視されているような映像があった
  • 「Transferring」の表示が100%になった
  • 研究室らしき場所で目元だけの人物が映った
  • 毎月無料の定期検診が行われている
  • 正樹が1週間入院しても誰も捜していなかった

伊川家の写真では、正樹の指が異常に長く、人物だけが背景から浮いているようにも見えました。

撮影角度や映像上の見え方かもしれませんが、写真が合成されたものなら、真弓との結婚生活を証明する記録も作られていたことになります。

放送後のニカ玉でも指が長いことが話題になってました

また、正樹が職場を訪れた際、向井が目を合わせず、よそよそしくしているようにも見えました。

完全に忘れているのではなく、正樹を知りながら関わらないよう指示されていた可能性もあります。

第1話では答えが示されず、正樹と視聴者が同じように現実を疑う構成になっていました。

第2話考察|正樹の記憶は誰のもの?岡崎の正体とは

第2話では、正樹が自分こそ真弓の夫であると訴えるものの、その存在を証明できない状況がよりはっきりと描かれました。

記憶が正しいのかを証明するために大学時代の友人市原を訪ねることに。

さらにそこでも正樹が語った思い出が「岡崎史也」という人物のものだということも判明。

出されたお茶に映った顔が正樹ではなく岡崎の顔になってたのはびっくりでしたね!

大学時代の友人市原が正樹を知らなかった上に、正樹が話した思い出は岡崎史也という友人との記憶。

正樹が帰った後に伊川正樹に成り代わった多田が市原に電話をかけています。

「なぜあの男が岡崎との思い出を語っているのか?」市原の質問には答えず、「もう行かないと思う」だけを語った。

多田は最後に「伊川になり切る生活結構楽しかったのに」と発言。

もしかして正樹の記憶は何度も塗り替えられている?ってこと

誰も自分を覚えていないと失望する中向かった先は真弓の所でした。

正樹は結婚記念日の思い出や、愛鳥・ピョートルが亡くなった日のことを真弓に話します。

ところが、真弓にとって正樹は思い出を知っている夫ではなく、自宅に押しかけてきた見知らぬ男性でした。

愛する人に忘れられるって悲しいですよね・・・

ここで気になるのは、正樹が話した内容そのものを真弓が否定したというより、正樹とその記憶が結びついていないことです。

真弓の中にも結婚記念日の記憶が残っているのであれば、思い出を共有した相手の顔だけが多田へ置き換えられている可能性があります。

一方で、正樹に伊川家の記憶が転送されているなら、真弓の反応はごく自然です。正樹だけが他人の結婚生活を自分の経験だと信じていることになります。

。

正樹の必死さを見ていると、どちらの記憶が本物なのか分からなくなりますよね

第2話で特に重要だったのが、死んだはずのピョートルが生きていたことです。

正樹はピョートルの亡骸を庭に埋めた記憶を持っています。しかし、庭を掘り返しても亡骸はなく、ピョートルは鳥籠の中で何事もなかったように生きていました。

この矛盾は、町の住民が正樹を忘れただけでは説明できません。

周囲の記憶だけが操作されたのなら、正樹が埋めたピョートルの亡骸は庭に残っているはずです。

亡骸が存在せず、ピョートルが生きているということは、正樹が覚えている出来事そのものが実際には起きていなかった可能性が高まります。

つまり、ピョートルの死は正樹に植え付けられた記憶だったのかもしれません。

ただし、記憶だけでなく現実の状態まで変更できる技術や仕組みがあるなら、ピョートルが別の個体に入れ替えられた可能性も残ります。

ピョートルは正樹の記憶が本物かどうかを判断するための、大きな手掛かりになりそうです

交番に逃げ込んだ正樹の前に、「事件件数0・1109日達成」という掲示が映ったことにも意味があると考えられます。

正樹は多田に追われ、自宅の庭を掘り返すほど追い詰められていました。それにもかかわらず、町では事件が起きていないことになっています。

森沼ネクスタウンでは本当に事件が起きていないのではなく、都合の悪い出来事を事件として記録していない可能性があります。

正樹の転落事故も、家族や職場が捜した形跡がなく不自然ですよね

町の平和は犯罪を防ぐことで作られているのではなく、事件の記録や住民の記憶を消すことで維持されているのかもしれません。

そして、第2話で最大の衝撃となったのが、由梨の亡き夫の遺影です。

由梨の夫は2年前、警察官として現場検証をしていた際、突っ込んできたトラックによる事故で亡くなったとされています。遺体は顔の損傷が激しく、由梨も顔をはっきり確認できなかったようです。

この情報が事実なら、亡くなった人物が本当に由梨の夫だったのかという疑問が残ります。

考えられる可能性は、次のとおりです。

  • 由梨の夫は死亡したことにされ、記憶を消された
  • 事故で亡くなった遺体は別人だった
  • 正樹と由梨の夫は双子や兄弟だった
  • 正樹は由梨の夫の記憶や人格を転送された人物だった

由梨の夫は、森沼ネクスタウンで行われている記憶操作や、事件の隠蔽に気づいていたのではないでしょうか。

現場検証中の事故も偶然ではなく、捜査を止めるために仕組まれた可能性があります。顔を確認できないほど遺体が損傷していたという設定も、本人の生死を曖昧にするための伏線に見えます。

そして、正樹と由梨の行動を津村大輔が監視している点も何か隠された事実があるのでは?と疑問に思うところです。

津村は出所したばかりの人物であり、第1話では正樹と目が合った直後に、正樹が激しい頭痛を起こしています。

このことから、津村は正樹の消された過去を知る人物だと考えられます。

津村が正樹を追っている理由としては、

  • 正樹を過去の事件の関係者だと認識している
  • 記憶転送の実験を妨害しようとしている
  • 正樹に罪を着せられ、7年間服役していた

などが考えられます。

津村が単純な敵なら、離れた場所から監視するだけではなく、すぐに正樹へ接触するはずです。

現時点で様子をうかがっていることから、正樹の記憶が戻るのを待っている可能性もあります。

もし津村が7年前の事件によって服役し、その事件に正樹や由梨の夫が関係していたなら、正樹と真弓が結婚した時期とも重なります。

年数の描写が多すぎて整理するのが大変

その場合、正樹の中には少なくとも、

  • 本人がもともと持っていた記憶
  • 真弓の夫である伊川正樹の記憶
  • 由梨の夫としての断片的な記憶

が重なっていることになります。

津村と目が合った瞬間の頭痛や、転落時に由梨らしき女性が見えたのは、消されていた本来の記憶が表に出ようとしたためかもしれません。

出来事を時系列を整理すると、次の数字が重要になります。

時期出来事
8年前正樹と真弓が出会ったとされる
7年前正樹と真弓が結婚し、津村の服役時期とも重なる
約3年前森沼ネクスタウンで事件件数ゼロが始まる
2年前由梨の夫が現場検証中の事故で死亡
現在津村が出所し、正樹の記憶に異変が起きる

特に7年前は、正樹と真弓の結婚、津村の事件や服役が重なる可能性があります。

由梨の夫の事故は2年前ですが、その前から町の秘密を追っていたのかもしれません。

ようやくたどり着いた職場で、水色の小物入れをもらった入居者さんに自分のことを思い出してもらい自分が伊川正樹だと確信。

伊川家に行き妻の手を取ったところでスタンガンを当てられ倒れた後、元の生活に戻ったところで2話は終わっています。

ふりだしに戻ったかのようで怖すぎますよね・・・

第3話の予告から考察していきます。

第3話予告考察|伊川正樹の記憶は元に戻ったのか?

伊川に成りすました多田の発言。成りすましていたことを認めてることから多田は今回のことに精通している存在というのが分かります。

多田と同様、職場の向井も「大丈夫そうですね」という発言からこの一件を知っている描写がされています。

誰がどうして伊川の記憶を操っているのか?

交番の日付が1111日に更新されてた!

予告では、今度は由梨のことを覚えていない様子が描かれていて、明らかに記憶が操られている様子。

伊川に成りすました多田が3話では職場で向井とこんな会話も。

  • 「大丈夫そうですね。」
  • 「結構楽しかったんだけどな、伊川くんになりすます生活も」
  • 「伊川くんが生きてるってわかった時の君の表情思い出すと面白くってね」

と向井に向けた言葉から二人は事情を知っていることになります。

その後、「何かあったら全部なかったことにすればいいんだから」と不気味な発言をしているところから何らかの事情で記憶を改ざんされていることは間違いなさそう。

脚本を担当している山岡氏も3話でまた違うものが観れるって言ってた!

第3話では、正樹の正体や森沼ネクスタウンの仕組みに関わる重要な事実が一気に明らかになりました。

特に大きかったのは、DNA鑑定の結果から、玉森裕太さん演じる男性が二宮祐介と一致したことです。

これまで正樹と由梨の亡き夫が同じ顔をしている理由は、兄弟説やクローン説なども考えられていましたが、体そのものは二宮祐介である可能性が高まりました。

DNA鑑定で二宮祐介と判明した意味

DNA鑑定の結果が二宮祐介と一致したことで、現在の主人公は少なくとも身体的には由梨の夫である可能性が高くなりました。

一方、本人は伊川正樹としての結婚生活や職場での出来事を覚えています。

つまり、二宮祐介の体に伊川正樹の記憶が入っている、または二宮祐介本人の記憶が消され、伊川正樹の人生を植え付けられたと考えるのが自然です。

ややこしいから整理していきますよ!

第1話冒頭に表示された「Transferring」は、やはり記憶や人格の転送を意味していたのではないでしょうか。

ただし、大学時代の思い出は岡崎史也のものでした。正樹の中には伊川正樹だけでなく、岡崎史也や二宮祐介に関する記憶まで混ざっている可能性があります。

7話で自らが記憶を書き換えたことが判明。考察通りでした

確認された要素考えられる記憶の持ち主
真弓との結婚生活伊川正樹
赤尾研究室での大学生活岡崎史也
由梨や子供に関する断片二宮祐介
現在の身体とDNA二宮祐介

正樹は一人分の記憶を移された人物ではなく、複数人の記憶を組み合わせられた実験体なのかもしれません。

キュウリを食べられなくなったのは体の記憶?

第3話では、正樹が以前は食べられていたはずのキュウリを受け付けなくなっていました。

この変化は、身体と記憶が一致していないことを示す描写だと考えられます。

頭では伊川正樹としてキュウリを食べられると思っていても、二宮祐介の身体には苦手な食べ物としての反応が残っているのかもしれません。

記憶転送によって過去の経験を上書きできても、味覚やアレルギー、反射的な嫌悪感までは完全に変えられない可能性があります。

このことから、正樹の正体を確かめるには、本人が覚えている思い出よりも、身体が無意識に示す反応のほうが信頼できるのかもしれません。

ここも考察通りでした

ハイホーの歌は二宮祐介の記憶の断片だった?

正樹が何気なく口ずさんでいた「ハイホー」の歌も、二宮祐介の記憶につながる重要な伏線でした。

その歌は、祐介の子供が歌っていた曲と関係しているとみられます。

正樹は理由を意識しないまま歌っていましたが、これは二宮祐介として過ごした過去が完全には消えていないことを示しているのではないでしょうか。

記憶として思い出せなくても音楽や匂い食べ物をきっかけに感情だけ戻るってことあるのでは?

今後も子供の歌や由梨との思い出に触れることで、二宮祐介の記憶が少しずつ表に出てくる可能性があります。

由梨を見ても夫としての記憶は戻らなかった一方、無意識の行動には祐介らしさが残っています。

このズレが、正樹の中で複数の人格がぶつかっている証拠なのかもしれません。

最終回でもこの歌は重要な場面で出てきましたね

正樹の家にあった監視カメラの目的

正樹の自宅に監視カメラが設置されていたことで、伊川家が以前から監視されていたことが明らかになりました。

これまで正樹が帰宅する場面では、家の中や近所から誰かに見られているようなカメラワークが使われていました。

第3話の監視カメラは、あの演出が単なる雰囲気づくりではなかったことを示しています。

監視の目的としては、次の可能性が考えられます。

  • 転送した記憶が安定しているか確認する
  • 正樹が本来の記憶を取り戻していないか観察する
  • 真弓や周囲の人物が予定どおり行動しているか確認する
  • 異常が起きた際に記憶を再設定する

伊川家は普通の家庭ではなく、記憶転送後の被験者を生活させるための観察施設だった可能性があります。

ここも考察通りではありましたが監視していたのは高坂刑事だったことが判明します

塚本さんが転院させられた理由

塚本さんは、正樹を伊川正樹として覚えていた数少ない人物でした。

ところが、第3話では突然転院することになります。

この転院が偶然ではないなら、正樹の記憶と一致する証言を持つ人物を遠ざけるためだった可能性があります。

森沼ネクスタウンでは、記憶操作が効かなかった人や、設定された現実に合わない発言をする人が排除されているのかもしれません。

塚本さんが本当に転院したのか、それとも別の場所へ隔離されたのかも分かりません。

認知症のある入居者には記憶操作が効きにくい、または複数の記憶が残りやすい可能性もあります。塚本さんは、町の実験にとって都合の悪い存在だったのでしょう。

高森の台湾旅行は記憶操作から遠ざけるため?

高森は、有給休暇を消化する形で台湾旅行へ行くことになりました。

表向きは休暇ですが、時期が不自然なため、正樹の一件から一時的に遠ざけられた可能性があります。

高森が正樹に関する何かを知っていた場合、町の外へ出すことで接触を防いだのかもしれません。

文鳥は死んだと言い出しそうになったのを多田に上手くとめられたよね?

塚本さんの転院と高森の旅行が続いたことから、正樹の存在を証明できる人物が意図的に一人ずつ遠ざけられているようにも見えます。

多田と向井は実験を管理する側なのか

多田が「伊川になり切る生活」を楽しんでいたと話したことから、多田は記憶操作や身分の入れ替えについて知っている可能性が高いです。⇨ひょんなことから伊川になり切りその生活を楽しんでいたこともわかっています。

向井も正樹の様子を確認するような態度を見せており、職場の中で監視役を担っているように見えます。

二人が研究の中心人物とは限りませんが、少なくとも決められた役割を与えられている可能性があります。

多田は正樹の家庭を一時的に奪い、向井は職場で正樹の記憶や行動を観察していました

ただし、多田や向井自身も記憶を操作されている可能性は残ります。本人たちは協力者だと思っていても、さらに上の人物に動かされていることも考えられます。⇨結果、ニューロヴァイス者の人間ででしたね。

津村は二宮祐介の大学時代の友人だった

津村大輔が二宮祐介の大学時代の友人だったことで、津村が正樹を追っていた理由も見えてきました。

津村は、正樹の外見を見て二宮祐介だと気づいていた可能性があります。

一方、正樹は津村を覚えておらず、目が合った直後に激しい頭痛を起こしました。

この頭痛は、津村との再会によって二宮祐介の記憶が刺激されたためかもしれません。

津村が正樹を監視していた目的としては、次のようなものが考えられます。

  • 祐介が本当に生きているのか確かめるため
  • 祐介の記憶が戻るのを待っている
  • 過去の事件の真相を聞き出したい
  • 祐介を利用した実験の証拠を集めている

津村が敵なのか味方なのかはまだ分かりません。ただ、単純に正樹を襲おうとしている人物ではなく、二宮祐介との過去を背負って動いている可能性が高そうです。

最終回で分かった事実としては大学の同級生ではなかった

『マイ・フィクション』は、「人間を決めるのは身体なのか、記憶なのか、それとも自分の選択なのか」を描く物語になっていきそうです。

マイフィクション第4話考察|真弓の本名と地下施設の秘密

第4話では、真弓の過去や津村が起こした事件の真相、森沼ネクスタウンの地下に隠された施設の存在が明らかになりました。

これまで正樹だけの問題に見えていた記憶操作が、犯罪者の人生を別のものに置き換える大規模な実験だった可能性が高まっています。

真弓の本名は石野菜々美だった

伊川正樹の妻として暮らしている真弓の本名は、石野菜々美でした。

石野菜々美は7年前に夫を殺害し、10年の実刑判決を受けた人物です。

7年前に10年の実刑を言い渡されたのであれば、本来は現在も刑務所にいるはずです。

それにもかかわらず、真弓は森沼ネクスタウンで別人として生活しています。

このことから、石野菜々美は刑期の途中で地下施設へ移され、犯罪者としての記憶を消されたうえで、「真弓」という新しい人生を与えられた可能性があります。

黒幕じゃなくて被害者?

真弓が正樹の妻として過ごしていた日々も、実際の結婚生活ではなく、実験によって作られたものだったのかもしれません。

一方、第4話では真弓の中に石野菜々美としての記憶が戻り始めたような描写がありました。

真弓が何かを確かめるために白倉町へ向かったのは、自分が犯した事件や、夫を殺したとされる過去が本当に事実なのか確認しようとしたからではないでしょうか。

真弓が白倉町へ向かった理由

真弓は記憶が戻り始めたあと、白倉町へ向かいました。

白倉町は、石野菜々美としての過去や夫殺しの事件につながる場所だと考えられます。

森沼ネクスタウンでは、住民に新しい人生を与えるため、過去の記憶だけでなく、名前や家族関係、生活環境まで作り替えている可能性があります。

そのため、真弓が白倉町を訪れることは、実験を管理する側にとって非常に危険な行動です。

実際に須藤夫婦が真弓を必死に探してましたよね

真弓が事件現場や過去の関係者に接触すれば、自分が石野菜々美であることだけでなく、森沼ネクスタウンでの生活が作られたものだと気づく可能性があります。

正樹の記憶が崩れたのと同じように、真弓も本来の自分と与えられた人格の間で揺れ始めた瞬間でした。

室谷隆敏は津村が殺したはずの犯罪者

第4話では、室谷隆敏という犯罪者の存在も明らかになりました。

津村は室谷隆敏を殺した罪で服役したとみられますが、その室谷が地下施設で生きている姿が映されています。

津村が殺したはずの人物が生存しているなら、津村が服役した事件そのものが仕組まれていた可能性があります。

考えられるのは、室谷が実際には死亡しておらず、事件後に地下施設へ移されたという流れです。

表向きには津村が室谷を殺害したことにして刑務所へ送り、室谷本人は記憶操作や人格転送の実験体として利用されていました。

この場合、津村は殺人犯ではなく、実験を隠すために罪を着せられた被害者ということになります。

ここは考察通り津村も被害者でした

津村が出所後に真相を追っていたのも、自分が殺したはずの室谷が生きていることや、事件の裏に森沼ネクスタウンが関わっていると気づいたからでした。

高坂刑事が地下施設で見たもの

刑事の高坂は地下施設へ入り、眠っている室谷隆敏の姿を見つめていました。

高坂が室谷の生存を知っていることから、警察の一部も地下施設や実験に関わっている可能性があります。

高坂が施設を守る側なら、津村が真相へ近づかないよう監視し、必要に応じて行動を止めていると考えられます。

うしろめたさから津村をかばってる?上からの命令?なぞ!

一方、高坂自身も実験の全貌を知らず、室谷が生きている事実を確認するために施設へ入った可能性も残ります。

ただし、高坂が津村の調査を止めようとしていることを考えると、少なくとも真相が明るみに出ることを避けたい立場にいるように見えます。

津村にとって高坂は先輩刑事ですが、現在は味方ではなく、森沼ネクスタウンの秘密を守る壁になっています。

地下施設は犯罪者の記憶を操作する実験所?

第4話で地下施設の存在が描かれたことで、森沼ネクスタウンの記憶操作が町の中だけで行われているのではなく、専用の研究施設で管理されている可能性が高まりました。

エキストラ情報にも地下研究所の入り口を思わせる内容があったことから、今後は施設内部がさらに描かれていきそうです。

犯罪者の記憶を改ざんする場所?なのでしょうか?

地下施設では、次のようなことが行われていました。

  • 犯罪者の記憶を消去する
  • 別人の記憶や人格を転送する
  • 実験後の身体を眠らせた状態で保管する
  • 新しい身分や生活を与える
  • 記憶が戻った被験者を再び初期化する

真弓や室谷が刑務所ではなく森沼ネクスタウンや地下施設にいるなら、犯罪者を更生させる名目で人体実験が行われていたこともわかっています。

実際に記憶の書き換えを行ってる場所でした

事件件数ゼロの町を作るため、犯罪者から犯罪につながる記憶や人格を取り除き、別人として生活させているのかもしれません。

多田と向井は記憶の異常を監視している

多田と向井は、正樹と真弓の記憶が戻ってしまったのではないかと話していました。

さらに、「もし何かあったら、また何もなかったことにすればいい」という発言もありました。

この言葉から、多田と向井が記憶を消したり、出来事そのものをなかったことにしたりする仕組みを知っていることが分かります。

二人は単なる協力者ではなく、被験者の状態を日常生活の中で監視する管理役でした。

正樹が異変を見せたとき、多田は伊川正樹の役を引き受け、向井は職場で反応を確認していました。

真弓の記憶が戻った場合も、二人が行動を監視していたことになります。

そのために同じ施設で働かされてる?

「何もなかったことにする」という表現は、単に口止めするという意味ではなく、対象者の記憶を再び消去し、以前の生活へ戻すことを指しているように聞こえます。

考察通り、7話で二人はニューロバイスの職員で伊川正樹を監視する役目をしていたことが分かっています。

津村は真相を暴こうとしている

津村は、自分が殺したはずの室谷隆敏が生きていることや、森沼ネクスタウンで犯罪者を使った実験が行われていることに気づいている可能性があります。

そのため、正樹や由梨へ近づき、地下施設や記憶操作の証拠を集めようとしていたのだと思います。

津村が正樹を見たときに強く反応したのも、正樹の身体が二宮祐介であることを知っていたからかもしれません。

津村と祐介は同じ人を守るために動いていたんですね。

高坂が津村を止めているのは、津村の身を守るためとも考えられますが、秘密を隠す側でした。

服役中に何があったのか?なぜそこまでして真相を暴きたいのか?

津村が真相を公表すれば、室谷が生きていることだけでなく、真弓や正樹が別人として生活させられている事実まで明らかになるため、実験を管理する側にとって大きな脅威になります。

第4話で見えてきた森沼ネクスタウンの目的

第4話までの内容から、森沼ネクスタウンは単に住民の記憶を操作する町ではなく、犯罪者へ別の人生を与える実験場である可能性が高まりました。

人物本来の立場現在の状態
真弓夫殺しで服役した石野菜々美伊川正樹の妻として生活
室谷隆敏津村が殺したとされる犯罪者地下施設で生存
正樹DNA上は二宮祐介伊川正樹や岡崎史也の記憶を持つ
多田・向井ニューロヴァイスの人間被験者を監視する側の可能性
岡崎史也正樹の大学時代の記憶が岡崎のもの数年前に死亡

犯罪者を刑務所へ収容する代わりに、記憶や人格を変えて社会へ戻す実験が行われているのかもしれません。

ただし、それは本人の同意を得た更生ではなく、過去や名前、人間関係を奪う行為です。

森沼ネクスタウンの事件件数ゼロは、犯罪者がいないからではなく、犯罪を起こした人物を別人へ作り替えていることで維持されている場所。

出来事を時系列で整理

第4話までに登場した年数や事件を整理すると、津村の服役、真弓の過去、伊川家の結婚生活が複雑に重なっていることが分かります。

年出来事考察・気になる点
2017年伊川正樹が、はるなぎ園で働くため森沼へ引っ越してくる近所に住んでいた真弓と出会った?(真弓の記憶)
2018年伊川(玉森裕太)と真弓が出会う2026年時点で「出会って8年目」
2018年津村が室谷を殺したことにされた?津村が罪をかぶせられた
2019年津村と二宮が、室谷隆俊の死亡現場に遭遇その後、津村が逮捕された
2019年石野奈々美が夫を殺害容疑で刑務所にどこかの時点で、奈々美が「真弓」として森沼へ連れてこられた?
2019年二宮祐介が由梨にプロポーズ指輪の写真はあったが二人の写真はない
2020年二宮賢人が生まれる二宮家の子供と考えられる
2021年6月伊川家が結婚結婚式場は東京ロフティホテル(真弓の記憶)
2022年空白の二年間?空白期間
2024年二宮の夫が死亡(DNA鑑定で伊川正樹と同一人物と判明)玉森裕太さん演じる人物と同じ顔で(のちに由梨が病院で遭遇し驚くほど)
2024年二宮の夫はトラックにはねられて即死したと高坂が説明損傷が激しくハッキリ顔を観ていない
2024年伊川家が結婚3周年を迎えるピョートルを飼い始める
2024年結婚3年目の時点の「伊川正樹」が森沼に来る?(本人の記憶は8年前)2024年からの記憶に2017年からの記憶を置き換えた?
2026年6月19日伊川家が結婚5周年正樹と真弓の5年目を祝った
2026年津村が7年服役し出所森沼ネクスタウンや室谷の真相を追い始める

記憶操作によって作られた経歴が含まれている可能性もあるため、現時点で分かっている内容を古い順に整理しました。

次は5話の考察をしていきます。

浮かび上がる新たな黒幕・・・

マイフィクション第5話考察|真弓の記憶とペルソナシフトプログラムの正体

第5話では、真弓が本当は夫を殺していなかったことや、記憶を失ったふりをして多田の動きを探っていたことが明らかになりました。

さらに、地下研究所を運営しているとみられる企業名と「ペルソナシフトプログラム」という言葉が登場し、森沼ネクスタウンの目的が少しずつ見えてきています。

真弓は夫を殺していなかった

真弓の本名である石野奈々美は、7年前に夫を殺した人物として扱われていました。

しかし第5話では、奈々美は夫を殺していなかったことが分かります。

冤罪ってこと?

奈々美と夫の関係はすでに悪化しており、夫には不倫の事実もありました。夫婦仲が悪かったことで奈々美に疑いが向き、夫殺しの罪を着せられた可能性があります。

また、二人の間には子どもがいたことも判明しています。

奈々美は単なる犯罪者ではなく、夫婦関係の問題を抱えながら子どもを育てていた母親でした。

そう考えると、石野奈々美の人生が「夫を殺した女性」という一つの情報だけで処理されていたことにも違和感があります。

なんで記憶の書き換えは行われたんだろ?

真弓が森沼ネクスタウンへ送られたのは、犯罪者の更生実験ではなく、無実の人間を犯罪者として扱い、別の人格へ作り替える実験だった可能性も出てきました。

ここは後々、室谷が別の人間として生きていたことにつながっていきます。

石野奈々美が運ばれた場所は地下研究所だった

過去の奈々美は眠らされた状態で、刑務所から灰色の長い廊下がある施設へ運ばれていました。

その廊下は、以前に高坂刑事が歩いていた地下施設と同じ場所に見えます。

さらに、奈々美が連れて行かれた研究所には多田の姿もありました。

このことから、多田は森沼ネクスタウンで住民を監視するだけでなく、記憶操作の処置が行われる段階から関わっていた。

多田が奈々美を直接研究所へ運んだのか、施設内で被験者の管理を担当していたのかは分かりません。

運ばれた場所で多田が白衣を着ていましたね

ただし、真弓が記憶を取り戻したことに多田が警戒していた理由は、石野奈々美としての過去を知っていたからでした。

真弓は記憶を失ったふりをしていた

正樹と真弓は、記憶を再び改ざんされたように見えていました。

ところが、真弓の記憶は完全には消えておらず、記憶を失ったふりをして多田の動向を探っていたことが分かりました。

この行動から、真弓は現在の生活が作られたものだと理解し始めていると考えられます。

時々見せていた悲しげな顔は記憶が戻ってたからなんですね

多田や向井が異変を察知すれば、再び記憶を消される可能性があります。

そのため、真弓は元の状態へ戻ったように振る舞いながら、研究所や多田につながる証拠を探していたのでしょう。

ここで気になるのは、同じ処置を受けたはずの正樹と真弓で、記憶の残り方が違うことです。

真弓だけ記憶が消えなかった理由としては、次の可能性が考えられます。

  • 記憶改ざんの効果に個人差がある
  • 真弓は以前にも記憶を消され、耐性ができている
  • 真弓が処置を受けたふりをしていた

真弓は実験の被害者であると同時に、内部から真相へ近づく重要人物になりました。

ニューロヴァイスコーポレーションとは

第5話では、ニューロヴァイスコーポレーションという医薬品メーカーの存在が浮上しました。

このロゴ「森沼ネクスタウン」のロゴと酷似してる!

「NV」と表記されるこの企業は、脳神経領域の研究開発を行っているとされています。

これまで記憶操作を行っている組織の正体は不明でしたが、ニューロヴァイスコーポレーションが地下研究所や森沼ネクスタウンの運営に関わっている可能性があります。

脳神経領域を扱う企業であれば、記憶の消去や転送、人格の上書きに必要な薬や装置を開発していても不思議ではありません。

毎月の無料定期検診も、住民の健康管理ではなく、ニューロヴァイスコーポレーションが被験者の脳や記憶の状態を確認するために行っていたのかもしれません。

確認された要素考えられる役割
医薬品メーカー記憶操作に使う薬剤の開発
脳神経領域の研究開発人格や記憶を移す技術の研究
地下研究所被験者への処置と管理
森沼ネクスタウン処置後の生活を観察する実験場

森沼ネクスタウンは町そのものが研究施設なのではなく、ニューロヴァイスコーポレーションが作った実験後の観察区域とも考えられます。

ニューロヴァイスという社名は記憶の置き換えを意味する?

ニューロヴァイスコーポレーションという社名にも、ペルソナシフトプログラムの目的が隠されている可能性があります。

「Neuro」は、神経や脳、神経系を表す言葉です。一方の「Vice」は複数の意味を持つため、会社名をそのまま自然な日本語へ訳すのは難しいでしょう。

ただし、記憶や人格を別人のものへ変える物語の内容を踏まえると、脳神経の代替や人格の置き換えを連想させる造語として名付けられたとも考えられます。

正樹と真弓は、記憶を改ざんされた際にニューロヴァイスコーポレーションへ連れて行かれていました。

会社名もやはり脳に関係ありそう

表向きは脳神経領域の研究開発を行う医薬品メーカーですが、実際には地下研究所で記憶や人格に関する処置を行っている可能性があります。

ニューロヴァイスコーポレーションで行われていると考えられる処置は、次のとおりです。

  • 被験者が持つ本来の記憶を消す
  • 別人の記憶や経歴を植え付ける
  • 新しく作った人格を定着させる
  • 記憶が戻った被験者を再び初期化する
  • 森沼ネクスタウンで処置後の生活を観察する

つまり、ペルソナシフトプログラムは単なる記憶消去ではなく、人間の人格そのものを別の人生へ移行させる計画なのかもしれません。

「ニューロヴァイス」という名称も、脳や記憶を別のものへ置き換える企業であることを暗示しているように見えます。

ただし、「Vice」が公式に「代替」や「置き換え」という意味で使われているかは、現時点では明らかになっていません。

会社名に込められた本当の意味についても、今後の物語で説明されることはなかったです。

この書き込み主も「NV」これって会社名だよね!

ペルソナシフトプログラムとは何か

高坂刑事の電話から、ペルソナシフトプログラムという計画名が明らかになりました。

「ペルソナ」は人格や社会的な顔、「シフト」は移動や変更を意味します。

この名前から考えると、ペルソナシフトプログラムは、人間の記憶を消すだけでなく、別人の人格や人生を与える計画ではないでしょうか。

記憶を書き換えてるのはこの会社の人?

真弓は石野奈々美としての記憶を消され、伊川正樹の妻という人格を与えられました。

正樹の身体は二宮祐介とDNAが一致していますが、伊川正樹としての家庭の記憶や、岡崎史也の大学時代の記憶を持っています。

これらの事実をつなげると、ペルソナシフトプログラムでは、複数人の記憶や経歴を組み合わせて新しい人格を作っている可能性があります。

高坂は電話で、対象者がペルソナシフトプログラムについて知る余地もないという趣旨の話をしていました。

つまり、被験者は自分が記憶を操作されたことすら知らないまま、与えられた人生を本物だと信じて暮らす仕組みになっているのでしょう。

高坂刑事は誰と電話していたのか

高坂刑事は地下施設へ出入りし、ペルソナシフトプログラムについても知っていました。

第5話では誰かと電話をしており、研究所や計画を管理する上層部と連絡を取っているようにも見えます。

高坂は津村に真相を追わせないよう動いているため、現在のところは計画を守る側の人物と考えられます。

ただし、地下施設で眠っている室谷隆俊を見つめていた態度には、迷いや後悔も感じられました。

上からの命令なのかなと・・・

高坂が計画へ全面的に賛同しているのではなく、警察組織や企業から命令されて協力している可能性もあります。

電話の相手がニューロヴァイスコーポレーションの関係者なら、警察と企業が協力して被験者の犯罪歴や死亡記録を作り替えていることになります。

由梨は祐介に思い出してもらうためなら何でもする?

由梨は、正樹の身体が夫の二宮祐介であると知り、祐介としての記憶を取り戻してほしいと願っています。

「思い出してくれるなら何でもする」という思いが強くなるほど、由梨が危険な行動へ進む可能性もあります。

由梨さん優しそうだからないと願いたい

正樹にとっては、身体が二宮祐介であっても、現在の人格は伊川正樹として作られています。

由梨が祐介の記憶を無理に呼び戻そうとすれば、伊川正樹としての人格が消える危険もあるでしょう。

由梨の作ったアルバムに、プロポーズの日の写真がない事も少し気になります。

ここも記憶が書き換えられ相手は津村だったことが判明しています

由梨の願いは夫を取り戻したいという愛情から来ていますが、それが現在の正樹にとって幸せとは限りません。

由梨自体の記憶も書き換えられている可能性もあるからです。⇨記憶を書き換えられていましたが理由は別にありました。

今後は、由梨が「身体が祐介なら夫なのか」「記憶が違っても同じ人として愛せるのか」という問題と向き合うことになりそうです。

室谷隆敏の事件を時系列で整理

室谷隆敏の事件は、ペルソナシフトプログラムが始まった理由や、二宮祐介が記憶を改ざんされた経緯につながる重要な出来事になりそうです。

なんだか時系列がややこしくなってきた・・・

現時点で分かっている日付や証言を、古い順に整理します。

時期出来事考察・気になる点
1993年12月3日室谷隆敏が生まれる死亡時の年齢は26歳とされている
2018年5月21日室谷隆敏がスーパーマーケット付近の路上で事件を起こす帰宅途中の男性会社員と塾帰りの女子生徒を刺殺し、通行人の男女4人にも重軽傷を負わせたとされる
2018年5月21日以降室谷隆敏が殺人・傷害容疑で逮捕されるその後、無期懲役となったとされている
2019年6月9日二宮祐介が由梨にプロポーズするプロポーズ時の写真が残っていない点が不自然。記憶だけが後から作られた可能性もある
2019年前後石野奈々美が夫を殺害したとされる第5話では、奈々美は実際には夫を殺していなかったと判明している
2019年前後津村が室谷隆敏を殺害したとされる真弓と津村の事件は、どちらも現在から7年前に起きたとされている
2019年前後室谷隆敏が死亡したことになる1993年12月生まれで死亡時26歳という情報と、事件時期の整合性を確認する必要がある
2019年以降津村が室谷殺害の罪で服役する室谷は地下施設で生存しているため、津村が本当に殺害したのかは疑わしい
2024年前後二宮祐介が死亡したとされる現在から2年前に亡くなったことになっている
2024年前後「これでいい、これで」という声とともに記憶が書き換えられる声は二宮祐介のものだが、映っていた目は隣人の須藤さんだったような・・・
現在室谷隆敏が地下研究所で眠っている死亡したはずの人物が生存しており、事件記録や死亡記録が作られた可能性がある

室谷隆敏は2018年に無差別殺傷事件を起こし、無期懲役になったとされています。

ところが、その後は刑務所ではなく、ニューロヴァイスコーポレーションの地下研究所で眠らされていました。

さらに、津村は室谷を殺害した人物として服役していますが、室谷本人が生きている以上、津村の殺人事件には大きな矛盾があります。

考えられるのは、室谷の死亡を偽装したうえで、津村に殺人の罪を負わせたという流れです。

真弓こと石野奈々美も、同じ7年前に夫を殺した人物として扱われていました。しかし、第5話では奈々美が夫を殺していなかったことが明らかになっています。

つまり、津村と奈々美はどちらも、実際には行っていない殺人の罪を着せられたことになります。

2019年6月9日のプロポーズに写真がない理由

二宮祐介が由梨にプロポーズしたのは、2019年6月9日です。

しかし、そのときの写真が残っていない点には違和感があります。

単に撮影していなかった可能性もありますが、『マイ・フィクション』では、写真や記録が本人の記憶を確かめる重要な手掛かりとして使われています。

賢人のために作ったアルバムにあの写真は違和感ありますよね

そのため、プロポーズの思い出自体が後から植え付けられたもの、または都合の悪い人物が写っていたために写真を処分された可能性も考えられます。

2019年は、津村と室谷の事件や石野奈々美の事件が起きたとされる時期とも重なります。

二宮祐介のプロポーズと2つの殺人事件が同じ時期に起きているなら、祐介も当時すでに室谷事件やペルソナシフトプログラムへ関わっていたというよりは祐介にしかこの操作はできませんでした。

「これでいい、これで」と言った二宮祐介の記憶

2年前の場面では、「これでいい、これで」という二宮祐介の声とともに、記憶が書き換えられるような描写がありました。

ここは7話で二宮本人であることが分かりました

声と視点の人物が一致していないため、単純な回想ではなく、誰かの記憶を別の人物へ移している場面でした。

考えられる組み合わせは、次のとおりです。

  • 伊川正樹として生きるように記憶を書き換えていた
  • 岡崎の視覚情報を、二宮祐介へ転送している
  • 記憶を書き換えている人物が、祐介だった

「これでいい、これで」という言葉は、祐介が自分の意思で記憶改ざんを受け入れたようにも聞こえます。

由梨や賢人を守るため、自分の記憶や人格を犠牲にしてペルソナシフトプログラムへ参加した出来事でした。

ただし、二宮祐介本人が自由な意思で発言したのか、すでに記憶を操作された状態だったのかは分かりません。

第7話でこれは本人による書き換えだということが分かりました。

室谷事件の真相を知った祐介が、家族を危険から遠ざけるために「伊川正樹」という別の人生へ移ることを選んだとされています。

室谷隆敏の事件が物語の始まりだった?

室谷隆敏の無差別殺傷事件は、単なる過去の犯罪ではなく、ペルソナシフトプログラムが実施されるきっかけになった事件かもしれません。

凶悪犯罪者の人格を消し、別人の記憶を与えることで再犯を防ぐという目的で、室谷は最初期の被験者でした。

ここは考察通り室谷は最初の被験者でした

室谷は新しい人生を与えられず、地下施設で眠った状態になっています。

これは、室谷への人格移行が失敗したためなのか、それとも室谷の身体や記憶が別の被験者に利用されているためなのかもしれません。

この人2回死んだことになってる?

津村と奈々美に殺人の罪を着せたのも、事件関係者をペルソナシフトプログラムへ取り込むためだった可能性があります。

二宮祐介がこの事実を知ったことで、2年前に死亡を偽装され、記憶を改ざんされたと考えると、これまでの出来事がつながってきます。

室谷隆敏の事件こそが、真弓、津村、二宮祐介をペルソナシフトプログラムへ巻き込んだ始まりだったのではないでしょうか。

二宮祐介は賢人が4歳になるまで一緒に暮らしていた

二宮祐介は、息子の二宮賢人が4歳になるまで一緒に暮らしていたことが分かりました。

この情報から、正樹が無意識に口ずさんでいた「ハイホー」は、賢人と過ごした記憶につながっている可能性がさらに高まります。

なぜこの歌なんだ?ってなるのも話から

祐介としての記憶は完全に消されたわけではなく、子どもとの思い出が歌や感情として残っているのでしょう。

賢人が現在も正樹を父親として認識するのかも重要です。

子どもは大人よりも記憶操作の影響を受けにくい、または父親の姿を感覚的に覚えている可能性があります。

賢人との再会が、正樹の中に眠る二宮祐介の人格を大きく呼び戻すきっかけになるかもしれません。

第5話で見えてきた人物の関係

第5話までの情報を整理すると、正樹と真弓はともにペルソナシフトプログラムによって別の人生を与えられた被験者と考えられます。

人物本来の身份・過去与えられた人生
正樹身体は二宮祐介伊川正樹として真弓と生活
真弓本名は石野奈々美伊川正樹の妻として生活
多田詳細不明一時的に伊川正樹を演じる
室谷隆俊津村が殺したとされる人物地下研究所で眠らされている

正樹と真弓は、本来なら出会うことのなかった二人を組み合わせて作られた夫婦だった可能性があります。

それでも二人が過ごした時間や愛情まで、すべてが偽物だったとは言い切れません。らに深まってきました。

マイフィクション第6話考察|二宮祐介は研究員だった!室谷隆敏とペルソナ・シフトの真相

第6話では、これまでバラバラだった室谷隆敏の事件、石野奈々美の冤罪、ニューロヴァイス社、そして二宮祐介の過去が一気につながりました。

特に大きかったのは、室谷隆敏がペルソナ・シフト・プログラムの被験者1号だったことと、二宮祐介がニューロヴァイス社の主任研究員だったことです。

さらに正樹として生活していた二宮祐介は、すでに自分の記憶を取り戻していました。

ここまで来ると、二宮祐介は単に記憶を書き換えられた被害者ではなく、ペルソナ・シフト・プログラムの誕生や現在の状況に深く関わっていた人物と考えられます。

室谷隆敏はペルソナ・シフトの被験者1号だった

第6話で、室谷隆敏がペルソナ・シフト・プログラムの被験者1号だったことが判明しました。

室谷は8年前にドナーから記憶を転送され、その後は「橘直哉」という別人として生活していました。

橘直哉としての勤務先は「UNIVA CLEAN Healthy Services」で、清掃スタッフとして働いています。

つまりペルソナ・シフト・プログラムでは、犯罪者の記憶を単に消すのではなく、別人の記憶を転送し、新しい名前や仕事まで与えて社会復帰させていたことになります。

被験者1号だったんだ!

さらに社会復帰後もニューロヴァイス社の社員が室谷を監視していました。

記憶移植が成功したら終わりではなく、被験者が本来の記憶を取り戻さないか、新しい人格のまま生活できるかを継続して確認していたのでしょう。

そのための無料の定期検診だったんですね

室谷が殺したのは石野奈々美の夫だった

第6話では、石野奈々美が夫を殺していなかっただけでなく、本当に夫を殺した人物が室谷隆敏だったことも明らかになりました。

奈々美の夫は不倫しており、夫婦仲も悪化していました。

さらに奈々美の夫と室谷は、トイレでトラブルになっています。

その後、室谷が奈々美の夫を殺害したことで、夫婦関係が悪かった奈々美に疑いが向けられたと考えられます。

室谷が殺したのがばれると困るから真弓が犯人にされたってこと!

奈々美は夫を殺されただけでなく、自分が犯人として扱われ、娘とも引き離され、最終的には記憶まで書き換えられてしまいました。

つまり奈々美は、ペルソナ・シフト・プログラムによって人生そのものを奪われた被害者だったことになります。

室谷はなぜ「橘直哉」として社会復帰した?

ペルソナ・シフト・プログラムの背景には、受刑者を刑務所で長期間収容することへの問題意識があったようです。

作中では「国民の血税で受刑者を食わせる」という趣旨の発言もありました。

そこで考え出されたのが、犯罪者の人格や記憶を別人のものへ変え、新しい人間として社会復帰させる方法だったのでしょう。

室谷の場合は、

  • 室谷隆敏としての記憶を消す
  • ドナーの記憶を転送する
  • 橘直哉という名前を与える
  • ニューロヴァイス社が生活を監視するリスト
  • 清掃スタッフとして働かせる

という流れだったと考えられます。

しかし室谷は、その後に本来の記憶を取り戻してしまいました。

被験者1号だからまだ研究途中。完全には書き換えられなかったってことですよね・・・

被験者1号だった室谷の記憶が戻ったことは、ペルソナ・シフト・プログラムにとって最初の大きな失敗だったのかもしれません。

津村が室谷を殺した背景には復讐があった

室谷は記憶を取り戻したあと、津村へ復讐しようと動いていました。

そして、その過程で津村が室谷を殺害したことになります。

これまで津村は「室谷を殺した男」として描かれていましたが、第6話によって事件の背景がかなり変わりました。

室谷を捕まえた時に顔を覚えられてたから狙われた?

津村が何の理由もなく室谷を殺したわけではなく、室谷から狙われる状況があったことになります。

津村自身が室谷を殺した事実までなくなるわけではありません。でも実は

津村を狙い家に入り込み由梨の首を絞めたことで由梨が反撃して頭を殴り殺してしまったことも判明しました。

津村は由梨の罪をかぶるために自分が服役していました。

死んだはずの室谷が地下研究所にいた理由

室谷は津村に殺されたはずですが、地下研究所では生命を維持された状態で眠っていました。

室谷の存在が公になれば、「橘直哉」という別人として社会復帰させていたペルソナ・シフト・プログラムまで明るみに出てしまいます。

そのためニューロヴァイス社は、室谷を表向きには死亡したことにし、実際の身体は地下施設へ運んだのです。

室谷の首にあった傷についても、第6話で研究所の人工呼吸器を取り付けた際の痕だったことが分かりました。

つまり、あの傷は津村に襲われた際についたものではなく、地下研究所で室谷を生かし続けるために行われた処置の痕だったことになります。

二宮祐介はニューロヴァイス社の主任研究員だった

第6話最大の事実の一つが、二宮祐介の本当の経歴です。

二宮祐介は株式会社ニューロヴァイスに勤務する研究者で、主任研究員を務めていました。

2015年に入社し、研究分野はPTSD治療です。

祐介の研究内容からは、過去のつらい記憶に苦しむ人を救うため、記憶の形成や固定化の仕組みを調べ、神経活動を電気信号として記録・変換・再構成する技術を研究していたことが読み取れます。

つまり、ペルソナ・シフト・プログラムに使われている記憶移植技術は、もともと二宮祐介が研究していたPTSD治療技術から生まれた研究でした。

本来は苦しい記憶を治療するための研究だったものが、犯罪者の人格を丸ごと入れ替える技術へ利用されてしまったことを祐介はのちに知ることとなります。

二宮祐介はペルソナ・シフトを作った側?止めようとした側?

ここで重要なのが、二宮祐介がペルソナ・シフト・プログラムにどのような立場で関わっていたのかです。

ニューロヴァイス社の研究員だった以上、記憶移植技術について何も知らなかったとは考えにくいでしょう。

ただし、祐介の研究テーマはPTSD患者を救うことでした。

そのため、

自分の研究を利用してペルソナ・シフトを作った側

だった可能性と、

自分の研究が悪用されたため止めようとしていた側

だった可能性の両方が残ります。

第6話では祐介自身が高坂と取引するような行動も見せているため、単純な被害者ではなさそうです。

6話終わった時点で9年前に二宮の研究が実を結び、マウスレベルだったものをPTSDで苦しんでいる人を救えると思い被験者の記憶を変換する作業をしていました。

その後、犯罪者の記憶を書き換えていたことに気づくも愛している人たちを守るために手を貸すしかなかったことが判明しました。

二宮祐介はすでに記憶を取り戻していた

第6話終盤では、正樹として生活していた二宮祐介が、実は自分がニューロヴァイス社の研究員だったことまで思い出していたと分かりました。

ここで、これまでの正樹の行動の見え方も変わってきます。

祐介は高坂に対し、由梨や賢人には手を出さないことを条件に、自分が協力する意思を示していました。

真弓にしろ祐介にしろそれぞれ愛するものを守ることがテーマなのかも

つまり、自分の妻と息子を守るため、高坂やニューロヴァイス側と取引していた可能性があります。

記憶を取り戻していないように振る舞いながら、裏では自分の目的のために動いていたのかもしれません。

真弓を高坂のところへ向かわせたのも計画だった?

第6話では、祐介が真弓を意図的に高坂のところへ向かわせました。

真弓は娘を取り戻すために真相を追っていました。

一方の祐介は、その行動を利用しながら高坂やニューロヴァイス社の出方を探っていたのかもしれません。

これまで正樹は周囲に翻弄される人物でしたが、第6話からは、二宮祐介自身が他の人物を動かす側へ変わったようにも見えます。

記憶を取り戻した祐介が由梨の元へ戻る

二宮祐介としての記憶を取り戻したあと、祐介は由梨の元へ戻りました。

由梨にとっては、亡くなったと思っていた夫の身体だけでなく、祐介としての記憶まで戻ったことになります。

しかし、祐介には伊川正樹として奈々美と過ごした時間もあります。

2年前自らの記憶を書き換えたのですね

記憶を取り戻したからといって、その時間まで消えるわけではありません。

祐介が奈々美との2年間をどう受け止めているのか、そして由梨や賢人との本来の家族関係へ本当に戻れるのかは、今後の重要なポイントになりそうです。

「全部元通り」とつぶやいた祐介の本当の意味は?

第6話の最後で最も気になるのが、二宮祐介の「全部元通り」という言葉です。

津村は捕まり記憶を書き換えられ、祐介は由梨の元へ戻りました。

表面上だけ見れば、確かに元の状態へ戻ったようにも見えます。

しかし祐介が記憶を取り戻したうえで、この状況を意図的に作っていたのであれば意味が変わってきます。

だからマイフィクションなのか?

以前にも、2年前の記憶改ざんを思わせる場面で、祐介の声による「これでいい、これで」という言葉がありました。

「これでいい、これで」と「全部元通り」。

どちらも、祐介自身が状況を受け入れている、あるいは望んだ状態へ戻したように聞こえます。

由梨や賢人を守るために自分の記憶を消したことになり苦渋の決断だったことが分かります。

第6話終了時点では、なぜ二宮祐介自身が記憶を書き換えられる必要があったのかが新たな最大の謎になりました。

マイフィクション第7話考察|二宮祐介が伊川正樹になった理由と由梨・津村の7年前の秘密

第7話では、二宮祐介がなぜ自ら「伊川正樹」になったのか、そしてペルソナ・シフト・プログラムにどこまで関わっていたのかが明らかになりました。

さらに衝撃だったのが、記憶を改ざんされた人物が被験者だけではなかったことです。

これまで二宮祐介の妻だと思われていた由梨にも記憶改ざんが行われており、ラストでは津村から「7年前、俺たちは結婚するはずだった」と告げられました。

ここまで来ると、二宮家そのものがペルソナ・シフトによって作られた家族だった可能性まで出てきます。

記憶を書き換えられるのは二宮祐介だけだった

第7話で重要だったのが、香坂が祐介に伝えた言葉です。

「短期間の記憶は消せても、記憶を書き換えることができるのはあなただけ」

この言葉から、ニューロヴァイス社には記憶を一時的に消す技術はあっても、別の記憶へ置き換える高度な技術を扱える人物は、二宮祐介だけだったことが分かります。

ペルソナ・シフト・プログラムの中核を担っていたのは祐介だったと考えられます。

祐介は単なるニューロヴァイス社の研究員ではなく、記憶移植技術を実用化できる特別な研究者だったのでしょう。

これによって、祐介自身の記憶が改ざんされた理由にも大きな疑問が生まれます。

祐介の記憶を書き換えられる人物が祐介しかいないのであれば、2年前に「伊川正樹」になったのも、祐介自身が深く関わった処置だった可能性が高くなります。

9年前の祐介はPTSD患者を救おうとしていた

二宮祐介が記憶研究を始めた目的は、犯罪者を別人へ作り替えるためではありませんでした。

9年前、祐介は自分の研究によってPTSDに苦しむ人を救えると考えていました。

つらい出来事の記憶を弱めたり、別の記憶へ置き換えたりすることで、過去のトラウマから患者を救う。

これが本来の研究目的だったのでしょう

しかし、祐介が開発に関わった技術は、やがて無期懲役囚を別人として社会復帰させるペルソナ・シフト・プログラムへ利用されることになります。

「人を救うための技術」が「人の人格を作り替える技術」へ変わってしまったことが、祐介の人生を大きく狂わせたのかもしれません。

2年前に祐介は犯罪者へ記憶を書き換えていたと知った

祐介がペルソナ・シフト・プログラムの実態を知ったのは2年前でした。

自分が研究していた記憶改変技術が、PTSD患者の治療ではなく、犯罪者の人格を変えるために使われていたことに気づきます。

さらに香坂からは、津村の件についても知らされたようです。

祐介にとって、自分の技術によって犯罪者が別人として社会へ戻され、その結果として新たな事件まで起きていたと知ることは大きな衝撃だったはずです。

室谷隆敏も被験者1号として記憶を書き換えられ、「橘直哉」として社会復帰していました。

ただし、祐介は室谷が実際には生きていたことまでは知らなかったことも分かりました。

祐介自身も、ニューロヴァイスや警察側からすべてを知らされていたわけではなかったようです。

二宮祐介が自ら「伊川正樹」になった理由は家族を守るため

第7話で、2年前に二宮祐介がなぜ伊川正樹として生まれ変わったのかも明らかになりました。

祐介は、

「俺が俺でなくなれば、由梨や賢人に危険が及ぶことはない」

と考え、自ら被験者になる道を選んでいます。

祐介が伊川正樹になった最大の理由は、由梨と賢人を守るためだったと考えられます。

ニューロヴァイス社の秘密を知った祐介がそのまま二宮祐介として存在し続ければ、家族まで狙われる可能性がある。

そこで自分自身の記憶を消し、二宮祐介という存在そのものを消すことで家族を守ろうとしたのでしょう。

第6話で過去の祐介が「これでいい、これで」と言っていた理由も、ここにつながります。

祐介は誰かに無理やり伊川正樹へ変えられたのではなく、家族を守るために自ら選んだことでした。

記憶を改ざんされたのは全部で11人だった

第7話では、記憶を改ざんされた人物が全部で11人。

その内訳は、

  • ペルソナ・シフトの被験者9人
  • 二宮祐介
  • もう1人

そして最後の1人が、二宮由梨でした。

これまで由梨は、記憶を改ざんされた祐介を探し続ける「本当の妻」だと考えられていました。

しかし由梨自身も記憶を書き換えられていたとなれば、これまで見てきた二宮家の過去そのものを見直す必要があります。

由梨も記憶を改ざんされていた

由梨が11人目の記憶改ざん対象だったことは、第7話最大のどんでん返しと言ってもよさそうです。

由梨は二宮祐介と結婚し、賢人と3人で暮らしていたと信じています。

しかし、その人生のどこまでが本当なのか分からなくなりました。

特に重要なのが、第7話の終盤で津村が語った、

「7年前、俺たちは結婚するはずだった」

という事実です。

この言葉が本当なら、7年前に由梨が結婚しようとしていた相手は祐介ではなく、津村だったことになります。

つまり、由梨の中にある「二宮祐介との恋愛や結婚の記憶」の一部は、後から書き換えられていました。

7年前に結婚するはずだったのは津村と由梨

津村の言葉によって、由梨と津村の関係が一気に変わりました。

津村はこれまで由梨や賢人を見るたびに、どこか苦しそうな表情を見せていました。

単に祐介の友人として二宮家を心配していたのではなく、由梨自身がかつて愛した女性だったのであれば、その態度にも説明がつきます。

由梨は津村のことを忘れている。

しかし津村は由梨との過去を覚えている。

この状態なら、津村が由梨と再会するたびにつらそうな表情を見せていた理由も理解できます。

由梨にとって津村は知らないに近い人物でも、津村にとって由梨は「結婚するはずだった女性」でした。

賢人は津村の子どもなのか?

さらに気になるのが、津村と賢人の関係です。

第7話では、津村の血液型が賢人と同じRhマイナスのB型であることが示されました。

ここでわざわざ珍しい血液型を一致させている以上、物語上の伏線でした

さらに津村は、由梨や賢人と会った際に何度もつらそうな表情を見せていました。

そして「7年前、俺たちは結婚するはずだった」という事実まで判明しています。

これらをつなげると、賢人の実父は二宮祐介ではなく津村なのではないかという新たな考察が浮上しました。

ここは考察通り二宮祐介はただの小学校の同級生だったことが最終話でわかりました。

血液型が一致していること、津村と由梨が結婚予定だったこと、津村の賢人への反応を合わせた通り親子関係でした。

なぜ由梨の記憶まで書き換えた?

では、なぜ祐介だけでなく由梨の記憶まで書き換える必要があったのでしょうか。

考えられるのは、祐介が二宮祐介としての人生を消すためには、最も近い存在である由梨の記憶も変更する必要があったということです。

祐介だけが伊川正樹になっても、由梨が本当の過去を覚えていれば、二宮祐介が存在していた証拠が残ります。

そこで由梨の過去も書き換え、別の家族関係を作ったことが分かりました。犯罪者の妻という状況を隠すためです。

由梨の記憶が一瞬戻った時火事で燃える家が映っていたのが気になりましたがこれは由梨の母親が中にいた子ども津川を助けて亡くなったことが分かっています

津村を由梨の人生から消す必要があったのは、犯罪者の妻という過酷な人生にならないため。

由梨の記憶改ざんには、二宮祐介を守ること以外の秘密が隠されていました。

香坂の娘・ゆず季も7年前の事件の被害者だった

香坂の娘・ゆず季は、7年前の室谷隆敏による事件の被害者でした。

香坂は以前、ペルソナ・シフト・プログラムを人権侵害だとして反対していました。

しかし、自分の娘が事件によって深い傷を負ったことで、記憶改変技術に対する考えが変わました。

香坂は祐介に、ゆず季の記憶を書き換えるよう頼みます。

ここで祐介の研究が、本来目指していたPTSD治療へ戻ってくることになります。

犯罪者を別人へ変えるためではなく、事件によって苦しんでいる人を救うために記憶を書き換える。

祐介にとっては、9年前に研究を始めた原点ともいえる使い方だったのではないでしょうか。

「家族の笑顔を守れるならなんだってする」が祐介の行動原理

第7話の祐介を理解するうえで重要なのが、

「家族の笑顔を守れるならなんだってする」

という考えです。

祐介は由梨と賢人を守るため、自分自身の記憶を捨てました。

そして現在も、津村や奈々美を香坂側へ差し出してまで、家族の安全を優先しています。

祐介の行動には一貫して「家族を守る」という目的があります。

ただし、そのためなら他人を犠牲にしてもいいのかという問題も残ります。

由梨も奈々美もペルソナ・シフトによって人生を狂わされた被害者です。

祐介が家族を守るために二人を切り捨てたのだとすれば、正しいことをしているとは簡単には言えません。

室谷が賢人を誘拐した理由

第7話では、室谷が賢人を誘拐する展開もありました。

室谷は、

「あの女につけられた傷、死んでも消えない」

という趣旨の言葉を口にしています。

室谷を殺したのは、津村ではなく由梨でした。

津村は由梨を守るために罪をかぶったとしたら?

室谷が部屋で倒れていた時頭から血を流していたので、眉毛横の傷はその時の物でした。

室谷は津村を恨んでいたところから津村に復讐しようとして部屋に侵入。由梨が防御して殺してしまった可能性も。⇨ここは考察通り殺したのは由梨でした。

津村と由梨の過去で二宮家の関係がひっくり返る?

第7話終了時点で最も大きな謎になったのは、津村と由梨の過去です。

これまでの関係は、

  • 二宮祐介=由梨の夫
  • 由梨=祐介の妻
  • 賢人=二人の息子
  • 津村=祐介の友人

という形でした。

しかし第7話によって

  • 津村と由梨は7年前に結婚するはずだった
  • 由梨は記憶を改ざんされている
  • 津村と賢人は同じRhマイナスB型
  • 津村は由梨と賢人を見るとつらそうな反応をする

という新事実が加わりました。

もし賢人が津村の息子だった場合、これまで「本物の二宮家」だと思っていた家族構成まで、記憶改ざんによって作られたものだったことになります。

ここも考察通り賢人の父は津村で由梨の記憶は書き換えられていた

由梨と津村との過去、二宮祐介が隠していた真実

最終回では、これまで最大の謎だった「伊川正樹の正体」ではなく、二宮由梨の記憶と7年前に起きた出来事が物語の中心になりました。

第7話の最後で、津村から「7年前、俺たちは結婚するはずだった」と告げられた由梨。

由梨自身には津村と恋人だった記憶がなく、夫は二宮祐介だと信じてきました。

しかし、記憶を改ざんされた11人目が由梨だったことも判明しています。

最終回では、二宮祐介がなぜ由梨の記憶を書き換えたのか、賢人は本当は誰の子どもなのか、そして祐介がペルソナ・シフトを利用してまで守ろうとしたものが明らかになりました。

津村と由梨は7年前に結婚するはずだった

最終回では、由梨と津村の本当の関係が明らかになりました。

津村は由梨が高校生だったころの家庭教師で、その後、二人は恋人関係となり、7年前には結婚する予定でした。

つまり、由梨がこれまで覚えていた「二宮祐介と恋愛し、結婚して賢人と3人で家族になった」という人生は、本来の過去とは異なっていたことになります。

由梨の中からは津村と過ごした記憶が消され、その代わりに、津村との思い出が二宮祐介との思い出へと書き換えられていました。

そのため、由梨にとって津村は過去に結婚を約束した相手ではなく、夫・二宮祐介の友人として認識されていたのです。

これまで津村が由梨や賢人と会った際に、どこかつらそうな表情を見せていた理由もここでつながりました。

由梨は津村を忘れていましたが、津村は由梨との過去を覚えていたからです。

さらに最終回では、賢人の実父も二宮祐介ではなく津村だったことが判明します。

由梨と津村は結婚する予定で、二人の間には賢人もいました。

しかし、ある事件をきっかけに由梨は精神的に追い詰められ、津村は祐介へ由梨の記憶を消してほしいと頼むことになります。

一方、祐介が津村に対して口にした「お前が邪魔だった」という言葉にも、本当の意味がありました。

祐介は由梨を救いたいという思いだけでなく、幼いころから由梨を想い続け、「君に俺だけを見ていてほしかった」という気持ちも抱えていました。

由梨を守るために始まった記憶改ざんでしたが、そこには祐介自身の恋心も入り込んでいたのです。

由梨が室谷隆敏を殺していた

最終回では、7年前に室谷隆敏を殺したのが由梨だったことが明らかになりました。

由梨自身はその記憶を失っていましたが、真相をたどる中で、室谷を殺したのが自分だったことに気づいていきます。

室谷は過去に重大な事件を起こし、その後も多くの人物の人生を狂わせた存在でした。由梨もまた、その事件に深く巻き込まれた一人だったことになります。

由梨にとってさらに大きかったのは、室谷を殺したという事実そのものです。

由梨は事件後、精神的に壊れかけていました。

ただでさえ幼いころに母親を火事で亡くし、自分を責め続けていた由梨にとって、今度は自分が人を殺してしまったという記憶まで抱えて生きることは、あまりにも重かったのでしょう。

そんな由梨を見て、津村は彼女を守るために大きな決断をします。

由梨が自分との過去を忘れることになっても、苦しみから解放されて生きていけるならそれでいいと考えたのです。

由梨の記憶改ざんは、単に室谷を殺した記憶だけを消すためのものではありませんでした。

由梨が事件に至るまでの人生そのものを思い出さずに済むよう、津村との婚約や家族としての未来まで一緒に消す必要があったということになります。

ここから、なぜ津村と由梨の記憶が二宮祐介との記憶へ置き換えられたのか、その理由がつながっていきます。

津村が祐介に由梨の記憶を消してほしいと頼んだ

室谷を殺したことで、由梨は精神的に限界まで追い詰められていました。

そんな由梨を救うため、津村は二宮祐介に記憶を消してほしいと頼みます。

津村が消してほしいと願ったのは、室谷を殺した記憶だけではありませんでした

由梨との婚約そのものも、なかったことにしてほしいと祐介へ頼んでいたのです。

津村にとっては、自分との思い出を失わせることになっても、由梨が苦しみから解放されることのほうが大切だったのでしょう。

津村は自分を救うために亡くなった由梨の母のことで、由梨から笑顔を奪ったのは自分だという事、そして室谷の件で由梨を巻き込んでしまったことを悔やんでの行動だったんだと考えます。

そして津村は祐介に、

「俺の代わりに由梨のことを守ってくれ」と託します。

この時点では、由梨はまだ津村との記憶を失っていませんでした。

研究室へ運ばれた由梨は祐介に対して、「二宮君、なんで? だいちゃんは?」と問いかけています。

つまり、記憶を書き換えられる直前まで、由梨の中には津村との恋愛や婚約の記憶が残っていたことになります。

祐介によって津村との記憶が消され、由梨の人生は大きく書き換えられていきます。

津村は由梨を手放したかったわけではなく、由梨が笑顔で生き続けるために、自分が由梨の人生から消えることを選んだのでしょう。

そして、この津村の願いを受けた祐介が、単に記憶を消すだけではなく、津村との思い出を自分との思い出へ置き換えていったことが、次の大きな真相につながります。

津村と由梨の記憶を祐介と由梨の記憶へ書き換えた

津村から由梨の記憶を消してほしいと頼まれた祐介は、単に津村との思い出を消しただけではありませんでした。

由梨の中にあった津村との恋愛や婚約の記憶を、二宮祐介との思い出へ置き換えていたことが最終回で明らかになります。

つまり由梨の中では、

  • 津村と恋愛していた記憶
  • 津村と結婚するはずだった記憶
  • 賢人の父親が津村であるという認識

が失われ、その代わりに、

  • 祐介と恋愛した記憶
  • 祐介と結婚した記憶
  • 賢人の父親は祐介だったという認識

へ書き換えられていました。

これまで由梨が「二宮祐介の妻」として信じてきた人生は、祐介によって作り直された記憶だったことになります。

ここで重要なのは、祐介が由梨を助けるためだけに記憶を書き換えたわけではなかったことです

津村は、由梨が精神的に壊れかけていたため、自分との婚約も含めて記憶から消してほしいと祐介に頼みました。

しかし祐介は、津村を消した空白をそのままにせず、そこへ自分との思い出を入れています。

その結果、由梨は津村との過去を忘れ、祐介を夫として愛し、賢人と3人で家族として暮らすようになりました。

この記憶改ざんによって、由梨はつらい過去から一時的に解放されました。

一方で、本来愛していた津村との人生や、賢人の父親についての真実まで奪われたことになります。

最終回で祐介が見せた「君に俺だけを見ていてほしかった」という思いを考えると、ここには由梨を救いたい気持ちと、自分を愛してほしいという祐介の恋心の両方が入り込んでいたのでしょう。

由梨のために始まった記憶改ざんでしたが、それは同時に、祐介自身が望んだ家族の形を作る行為でもありました。

由梨を守りたいだけではなかった祐介の本音

祐介はこれまで、由梨を守るために記憶を書き換えた人物として描かれてきました。

実際、室谷を殺したことで精神的に追い詰められていた由梨を救いたいという気持ちは、本物だったと考えられます。

しかし最終回では、祐介の行動がそれだけではなかったことも明らかになりました。

祐介は由梨に対して、小学校のころから恋心を抱いていたこともわかっています。

脳科学者になるために猛勉強したのも笑顔をなくした由梨のためでした

由梨を苦しみから救うことだけが目的なら、津村との記憶を消すだけでもよかったはずです。

それでも祐介は、自分が由梨の夫となり、賢人の父親として認識される人生を作りました。

ここには、由梨を幸せにしたいという思いと同時に、由梨に自分を愛してほしい、自分だけを見ていてほしいという祐介自身の願いが入り込んでいたのでしょう。

由梨が何気なく傘を貸してくれたことをずっと覚え、母親を亡くして笑わなくなった由梨を救いたい一心で脳科学の道へ進んでいます。

長い間由梨を思い続けていたからこそ、津村との記憶を消す機会を得たとき、祐介は自分の感情まで抑えきれなかったのかもしれません。

由梨を守りたい。幸せにしたい。そして、自分を愛してほしい。

この3つの気持ちが重なった結果、祐介は由梨の人生そのものを書き換えてしまいました。

そのため祐介の行動は、単純に「由梨のためにすべてを犠牲にした」とは言い切れません。

愛する人を救いたいという優しさと、自分のものにしたいという身勝手さが同時に存在していたことが、祐介という人物の複雑さにつながっています。

最終回で明かされたこの本音によって、祐介が由梨の記憶を書き換えた行為は、ただの自己犠牲ではなく、愛情と執着の境界線にある選択だったことが分かります。

二宮祐介が脳科学者になったのは由梨を救うためだった

最終回では、二宮祐介がなぜ脳科学の道へ進んだのか、その原点も明らかになりました。

祐介と由梨は小学校の同級生。当時、由梨が祐介に傘を貸してくれたことがあり、祐介はその出来事をずっと覚えていました。

由梨にとっては何気ない出来事だったのかもしれませんが、祐介にとっては由梨を特別に意識するきっかけになったのでしょう。

その後、由梨は母親を火事で亡くします。

母親の死をきっかけに由梨は笑わなくなり、自分を責め続けるようになりました。

そんな由梨を見た祐介は、「由梨をもう一度笑顔にしたい」「つらい記憶から救いたい」と考えるようになります。

そして祐介は勉強を重ね、伯父のもとで脳科学や記憶に関する研究へ進みました。

つまり、祐介がPTSDや記憶改変の研究に取り組むようになった原点には、由梨の存在があったことになります。

もともとの目的は、犯罪者の人格を書き換えることではありませんでした。

誰かの笑顔を守るため

つらい記憶に苦しむ人を救い、過去に縛られず生きられるようにすることが、祐介の研究の出発点だったのです。

その意味では、ペルソナ・シフト・プログラムに使われた技術も、最初は誰かを救うために生まれたものだったと考えられます。

しかしその技術は、やがて犯罪者の記憶改ざんや人格の置き換えに利用され、さらに祐介自身も由梨の人生を書き換えるために使うことになります。

祐介は由梨に対して、「君は誰よりも幸せにならなきゃいけないんだ」という思いを抱いていました。

由梨を救いたいという気持ちは、小学生のころから最後まで変わっていません。

ただ、その強い思いが、由梨本人の意思よりも「自分が考える由梨の幸せ」を優先することにつながってしまいました。

祐介が脳科学者になった理由を知ると、彼の研究も記憶改ざんも、すべて由梨の笑顔を取り戻したいという願いから始まっていたことが分かります。

由梨の母親は病気ではなく火事で亡くなっていた

最終回では、由梨の母親が病気で亡くなったのではなく、火事で命を落としていたことが明らかになりました。

由梨は当時、ピアノを習っており、その帰りに母親へ迎えに来てもらうことになっていました。

しかし、その日の火事によって母親は亡くなってしまいます。

由梨はその出来事を自分のせいだと思い込み

「ピアノなんて習わなければ」
「迎えに来てなんて言わなければ」
「家事の現場に飛び込むのを止めていれば」

と、自分を責め続けていました。

母親を失ったことだけでなく、「自分が迎えを頼んだから母親は亡くなった」という強い罪悪感まで抱えていたことになります。

その結果、由梨は以前のように笑わなくなりました。その姿を祐介は寂しそうに見つめています。

さらに、この火事には津村も関係していました

由梨の母親が火事の中で助けようとしていた子どもが、津村だったのです。

つまり、由梨と津村の人生は高校時代の家庭教師として出会うよりも前から、すでにこの火事によってつながっていました。

一方で、由梨にとってこの出来事はあまりにもつらい記憶でした。

母親の死、自分を責め続けたこと、そして笑えなくなった由梨の姿を見ていた祐介は、彼女をつらい記憶から救いたいと考えるようになります。

この出来事が、祐介が脳科学やPTSD、記憶の研究へ進む大きなきっかけになりました。

由梨の母親の死は、単なる過去の悲しい出来事ではなく、津村と由梨の関係、祐介が脳科学者になった理由、そして物語全体の記憶改ざんへとつながる原点の一つだったといえます。

賢人の本当の父親は津村だった

最終回では、これまで二宮祐介の息子だと思われていた賢人の実父が、津村だったことが明らかになりました。

第7話までにも、津村と賢人が同じRhマイナスのB型であることや、津村が由梨と賢人を見たときに複雑そうな表情を見せていたことから、親子なのではないかという伏線が描かれていました。

津村は自らが由梨の罪を背負い、記憶の改ざんを祐介に頼んだものの出会っても自分に気づいてくれない由梨に対して悲しい表情をしています。

わかっているつもりでもやはり愛している気持ちは抑えきれなかったのでしょう。

本来の関係は、

・津村
・由梨
・賢人

の3人でした。

しかし由梨の記憶から津村との恋愛や婚約が消され、代わりに祐介との思い出へ書き換えられたことで、賢人も二宮祐介の息子として認識されるようになったのです。

津村は記憶を書き換えてほしいとは頼んでいますが、まさか自分と由梨の関係性まで祐介に奪われているとは思っていなかったと思います。

由梨は津村との過去を忘れていましたが、津村にとって賢人は自分の子どもです。

自分の婚約者と息子が、別の男性の妻と子どもとして暮らしている姿を目の前にしながら、津村はその事実をすぐに伝えることができなかったのでしょう。

第7話で示された血液型も、最終回で親子関係が判明するための伏線だったと考えられます。

ただし、賢人自身は二宮祐介を父親として過ごしてきました。

そのため、実父が津村だったと分かったからといって、祐介と賢人が家族として過ごした時間までなくなるわけではありません。

ここでも『マイ・フィクション』が描いてきた、「本当の血のつながり」と「記憶の中で築かれた家族の関係は同じなのか」という問いが浮かび上がります。

賢人が二宮祐介の息子として認識された理由

賢人の実父は津村でしたが、由梨は長い間、賢人を二宮祐介との子どもだと認識していました。

その理由は、由梨の記憶が祐介によって書き換えられていたからです。

祐介は津村との思い出を消すだけではなく、その空白を自分との記憶へ置き換えました。

その結果、由梨の中では

  • 津村と恋愛していた記憶
  • 津村と結婚する予定だった記憶
  • 賢人の父親が津村であるという認識

が失われ

祐介と恋愛していた記憶・祐介と結婚した記憶・賢人の父親は祐介だという認識へと変わっていました。

つまり、賢人自身の出生が変わったわけではありません。

一方、津村は自分が賢人の父親であることを知りながら、その家族を外から見ることになります。

石野奈々美や室谷の記憶を書き換えたのも祐介だった

最終回では、石野奈々美や室谷隆敏の記憶を書き換えた人物も、二宮祐介だったことが明らかになりました。

これまで祐介は、ペルソナ・シフト・プログラムに巻き込まれた被害者のようにも見えていました。

しかし実際には、記憶を書き換える技術を扱える中心人物として、奈々美や室谷の人格改変にも直接関わっていたことになります。

祐介は2年前愛する由梨と賢人を守るため自ら記憶の書き換えを行いました

そして、室谷はペルソナ・シフト・プログラムの被験者1号として、本来の記憶を失い、「橘直哉」という別人として社会復帰していました。

全ては祐介のしたこと。石野奈々美もまた、本来の過去や娘との人生を失い、「真弓」として別の人生を送ることになります。

  • 室谷隆敏の記憶を書き換える
  • 石野奈々美の記憶を書き換える
  • 由梨の記憶を書き換える
  • 自分自身も伊川正樹として生きる

という形で、物語に登場する多くの人物の人生を変えていたことになります。

ただし、祐介が最初から犯罪者の人格を変えることを目的に研究していたわけではありません。

祐介が脳科学や記憶の研究を始めた原点は、PTSDに苦しむ人を救うことでした。

その技術がペルソナ・シフト・プログラムへ利用され、結果的に人の過去や人格そのものを書き換えるところまで発展してしまったのです。

祐介自身も、2年前に自分の研究が犯罪者の記憶改ざんに使われていた事実を知り上司に責めよりますがすでに加担してしまっていたため後戻りができず、自分のせいで由梨と賢人に被害が及ばないよう自ら記憶を書き換えることを選択しています。

それでも、実際に奈々美や室谷の記憶を書き換えていた以上、祐介は単なる被害者ではなく、ペルソナ・シフト・プログラムを成立させた側の一人でもあります。

そして最終回では、その技術を由梨のためにも使っていたことが明らかになりました。

人を救うために始めた研究が、いつの間にか他人の人生を作り替える力になってしまった。

この事実は、祐介という人物の優しさだけでなく、記憶を書き換える技術を持つことの危うさも強く表していました。

タイトル『マイ・フィクション』の意味を考察

最終回では、ドラマタイトルである「マイ・フィクション」の意味も回収されました。

これまでは伊川正樹としての人生が、誰かによって作られた「フィクション」だと考えられていました。しかし物語が進むにつれ、

真弓という人生、橘直哉という人生、二宮家の記憶、由梨と祐介の夫婦関係まで、作られたものでした

そう考えると「マイ・フィクション」とは、単に偽物の記憶という意味ではないのかもしれません。

たとえ過去の記憶が作られたものでも、その人生の中で感じた愛情や悲しみまで偽物なのか。

最終回は、この問いに答える物語となったと考えます。

まとめ

『マイ・フィクション』最終回では、これまで隠されていた由梨、津村、二宮祐介の本当の関係が明らかになりました。

由梨と津村は7年前に結婚する予定で、賢人の実父も津村でした。

しかし、由梨は室谷隆敏を殺したことで精神的に追い詰められ、津村は由梨を救うため、二宮祐介に記憶を消してほしいと頼みます。

祐介はその願いを受け、津村との恋愛や婚約の記憶を消すだけでなく、自分との思い出へ書き換えていました。

つまり、由梨が信じていた二宮祐介との結婚生活や、賢人を含めた3人の家族の記憶は、祐介によって作られたものだったことになります。

一方で、祐介が由梨の記憶を書き換えた理由は、単に由梨を救うためだけではありませんでした。

幼いころから由梨を思い続けていた祐介には、「君に俺だけを見ていてほしかった」という本音もありました。

由梨を守りたいという愛情と、自分を愛してほしいという願い。

その両方が混ざった結果、祐介は由梨の人生そのものを書き換えてしまったのです。

また、祐介が脳科学者になった原点にも由梨の存在がありました。

母親を火事で亡くして笑わなくなった由梨を救うため、祐介はPTSDや記憶について研究し、その技術がやがてペルソナ・シフト・プログラムへ利用されることになります。

石野奈々美や室谷隆敏の記憶を書き換えたのも祐介であり、祐介自身も家族を守るために「伊川正樹」として別人になる道を選びました。

最終回では、由梨から「愛してる、でも憎い」という言葉も向けられています。

由梨の笑顔は本物であっても、記憶は偽りの物であった。それでも、3人で過ごした時間や、その中で生まれた愛情まで消えるわけではありません。

ここに『マイ・フィクション』という作品の大きなテーマが表れていたのではないでしょうか。

作られた記憶の中で生きた人生は、本当にすべて偽物なのか。

記憶そのものは書き換えられていても、その時間の中で感じた喜びや悲しみ、愛情は実際に本人が感じたものです。

そして最後に祐介は、自分が由梨のそばに残るのではなく、津村・由梨・賢人が家族として生きられるように記憶を書き換えます。

「自分だけを見ていてほしい」と願っていた祐介が、最後には由梨の人生から自分が退く選択をしたことになります。

『マイ・フィクション』は、記憶改ざんというSF的な設定を通して、「人を愛するとは何か」「本当の自分を作るのは記憶なのか、それとも今感じている感情なのか」を描いた物語だったと考えられます。

すべてが元通りになったわけではありません。

それでも、それぞれが書き換えられた過去を抱えながら、自分の人生を生き直していく結末だったのではないでしょうか。

すべては笑顔を取り戻すため。それぞれが愛する人の笑顔を守るために行動しているこの物語は形だけでなくその心の奥底にある人を心から笑顔にしたいと願う気持ちが表わされているように感じています。

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この記事を書いた人

私はテレビ・ドラマ好きで、放送中の話題作やテレビ番組を日頃から欠かさず視聴・チェックしています

ただ番組を楽しむだけではなく、ドラマに散りばめられた伏線や登場人物の表情、セリフ、行動の変化にも注目し、物語の背景や今後の展開を独自の視点で読み解くことが得意です

また、ドラマに出演する俳優をはじめ、タレント、アナウンサー、スポーツ選手など、テレビで注目を集める人物の経歴や人柄、過去の活動についても詳しく調査しています

「このシーンにはどんな意味があるのか」「この人物はどのような経歴を歩んできたのか」など、視聴者が気になる情報を丁寧に整理し、テレビやドラマをより深く楽しめる記事をお届けします

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