ドラマ『犯罪者』最終回で、滝川は政治団体職員に刺された後、真崎が大切にしていた手袋を取り出しました。
さらに刺さったナイフを自ら深く押し込み、死を迎えています。
冷酷な滝川は、なぜ最後まで手袋を持ち続け、自分から死を選んだのでしょうか。

真崎や中迫、修司との対比から考察します。
この記事を読んでわかること
・滝川が真崎の手袋を持ち続けた理由
・死の直前に手袋を取り出した意味
・滝川を刺した政治団体職員の目的
・滝川がナイフを押し込み死を選んだ理由
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滝川はなぜ最後に真崎の手袋を取り出した?
滝川は、死を目前にしても理解できなかった真崎の最期の笑顔を思い出し、その心境に触れようとして手袋を取り出したと考察します。
真崎の怯えのない目と笑顔が滝川の心に残っていた
滝川は、命乞いをせず、情報を一切漏らさずに笑顔で死んだ真崎に、これまでの標的とは違和感が心に引っかかっていた。
これまで滝川に追い詰められた人々は、苦痛に耐えられず、早く殺してほしいと懇願してきました。
しかし、真崎はマミーパレットを廃棄した場所や証拠のありかや中迫のことを話さず、最後まで口をとさしたままでした。
真崎は、死ねば亡くなった息子の雄太に会えること、誰にも迷惑をかけずに計画を守れることを受け入れていたのだと考察します。



だから滝川を前にしても怯えず、最後には笑顔を見せたんだね
冷酷に仕事をこなしてきた滝川にとって、恐怖よりも守りたいものを優先した真崎の姿は理解しがたいものでした。
真崎の最期は、滝川の中に答えの出ない疑問として残ったと思われます。
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手袋は真崎の強い意思を象徴として滝川の中に残った
滝川にとって手袋は、理由を理解できないまま心に残った、真崎の強い意思を象徴するものでした。
黄緑色の手袋は、中迫が真崎の息子・雄太へ贈ったものです。
末沢がホテルの客室から手袋を持ち去ったため、真崎は予定を変更して高知に残り、滝川に居場所を突き止められました。(参照:Apple TV『犯罪者』エピソード3)
滝川が知っていたのは、真崎が手袋を取り戻すために高知へ戻り、その後も何も白状せず、笑って死んだことだけです。
真崎を死へ向かわせたものは何だったのか。
その答えが分からないまま心に引っかかり続けたため、滝川は手袋を捨てられなかったのではないでしょうか。



滝川には一生理解できなさそう…
滝川は中迫にも真崎と同じ強さを感じていた?
滝川は、真崎と中迫が死を恐れなかった理由を服部に問い、自分には理解できない生き方へ関心を持ち始めました。
二人を支えていたのは、子どもたちを犠牲にしながら事実を隠そうとするタイタスフーズを許さず、理不尽に立ち向かおうとする意思でした。
中迫もまた、滝川に捕まれば、明かそうとしていた事実が隠蔽されてしまうと考え、自社ビルから飛び降りています。
疑惑の渦中にいるタイタスフーズの営業部長が自殺を図れば、会社が隠している秘密を世間から詮索される。



中迫は自分の命を懸けた行動によって、企業の悪事へ世間の目を向けさせようとしたんだね
滝川は服部に、真崎と中迫の目に怯えがなく穏やかに見えたのはなぜかと尋ねています。
服部が「負け惜しみの笑いでは」と答えると、滝川は「違う。そんな目ではなかった」と否定しました。
滝川は二人の中に、自分や服部にはない、命よりも大切な「何か」感じ取っていたのでしょう。
滝川はなぜ「この世の中はどこまでも不条理です」と韓国語で言った?
滝川が韓国語でつぶやいたのは、不条理を受け入れてきた自分自身に向けた言葉だったからと考察します。
最終回で修司と対峙した滝川は、すべての原因は脅迫を始めた真崎にあると言い放ちました。
しかし修司は、真崎が「理不尽ではない何かをこの世に残したかった」のだと反論します。
滝川が韓国語で「この世の中はどこまでも不条理です」と答えます。



滝川は不条理な世の中が常であり当たり前のことと思って生きてきたのだろうね
それは例え言葉にしても修司には伝わらない、伝える必要もない、自分に向けての言葉だったのだと思います。
滝川の正体についての記事
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修司たちの思いは滝川に伝わったのか?
修司の言葉が滝川の心を揺さぶった可能性があると思います。
真崎の想いを伝えた後滝川は「お前が死ねばすべて終わる」と言い放ちます。



完璧なお仕事モード
本当に何か伝わったのかな〜?
修司は自分が死んでも佐々木邦夫の意思は引き継がれると宣言しました。
修司を殺しても、子どもたちがメルトフェイス症候群になった事実や、滝川が目撃者と真崎を殺した事実までは消せません。
滝川は、殺人によって人の命を奪うことはできても、その人が残した意思や事実までは消せないと突きつけられたのです。
死の直前に手袋を取り出したのは、真崎の笑顔を思い出し、最後まで理解できなかったその強さにもう一度向き合ったからではないでしょうか。
滝川はなぜ刺されたナイフを押し込み死を選んだ?
滝川は、組織に使い捨てられた自分の結末を受け入れ、最後だけは自分の意思で死を選んだと考察します。
滝川が政治団体職員に刺されたのは口封じ!
滝川は服部や政治家とのつながりを証言できる人物だったため、取り調べを受ける前に口封じされたと考察します。
鑓水は、議員秘書の服部と滝川が接触している場面をカメラで撮影していましがカメラを服部に奪われています。



両者のつながりを明らかにできるのは滝川の証言だけだね
滝川が取り調べを受ければ、服部の指示や磯部とタイタスフーズの癒着まで捜査が及ぶ可能性があります。
滝川が簡単に口を割るとは考えにくいものの、服部たちにとって、生かしておくこと自体が危険だったのでしょう。
相馬の後輩坂口は、滝川を刺した政治団体職員が「テレビの報道を見て天誅を下した」と話していることを報告しました。
政治団体職員による個人的な単独犯に見せかけた、服部側の口封じだった可能性が高いと考察します。
滝川は助かっても再び命を狙われると悟ったのでは?
「この世の中はどこまでも不条理」と語っていた滝川は、自分も組織に使い捨てられる現実を、それまでの生き方が招いた結末として受け入れたのではないでしょうか。
滝川はこれまで、服部や政治家にとって都合の悪い人物を始末してきました。
そのため、自分も用済みになれば、同じように切り捨てられることを理解していたはずです。
今回の刺傷から助かっても、別の刺客が送り込まれる可能性は高いでしょう。
逃げ続けるか、罪を告白して生きるか。
そのどちらも滝川は選びませんでした。
ナイフを押し込み自分で最期を決めた
滝川は、刺客に一方的に殺されるのではなく、ナイフを自ら押し込むことで最後は自分の意思を通しました。
刺された滝川は助けを求めず、身体に刺さったナイフを自分の手でさらに深く押し込んでいます。
これまで他人の生死を操ってきた滝川が、最後には殺される側になりました。
しかし、服部たちに処分されるのではなく、自分の死を自分で決めています。
この行動には、誰も裏切らず、自分の意思を貫いたまま死を受け入れた真崎と重なる部分があります。



もちろん、滝川が真崎の正義を完全に理解し、改心したとは思えません。
それでも、自分が死に直面したことで、真崎がなぜ怯えずに笑って死ねたのか、その心境に初めて近づいた可能性があります。
滝川が真崎の手袋を取り出した後、画面に映されたのは後ろ姿だけでした。



真崎のように笑っていたのか、最後まで無表情だったのかは分かりませんでした。
あえて表情を見せなかったことで、滝川が真崎の気持ちを理解できたのか、視聴者の解釈に委ねたのではないでしょうか。
まとめ
滝川が最後に真崎の手袋を取り出したのは、理解できないまま心に残っていた真崎の笑顔と、その強い意思を思い出したからと考察します。
・手袋は、真崎の息子への思いと正義を貫いた意思の象徴
・滝川は真崎、中迫、修司に共通する「死んでも消えない意思」を感じた
・滝川は組織に切り捨てられた結末を受け入れ、自分で死を選んだ
・最後に真崎の心境へ近づいた可能性はあるが、理解できたかは明かされていない
不条理な世界を受け入れ、他人の命を奪ってきた滝川も、最後には同じ不条理によって切り捨てられました。
手袋を手にした後ろ姿は、真崎の強さを理解できないまま、それでも忘れられなかった滝川の心を表していたのかもしれません。








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