【犯罪者】メルトフェイス症候群は元ネタが実在する?バチルスF50とはどんな病原菌?

【犯罪者】メルトフェイス症候群は元ネタが実在する?モデルや似た病気はある?

太田愛さんの小説を原作としたAmazonプライムのドラマ『犯罪者』に登場する「メルトフェイス症候群」。

乳幼児の顔が壊死していく恐ろしい症状に、「実際にある病気なの?」「モデルになった病気があるのでは?」と気になった方も多いのではないでしょうか。

メルトフェイス症候群の実在性や似ている病気を調査しました!

この記事を読んでわかること

⚫︎メルトフェイス症候群は実在する病気?
⚫︎モデルになった病気はあるの?
⚫︎症状が似ている病気はノーマと壊死性筋膜炎

目次

メルトフェイス症候群は元ネタが実在する?

メルトフェイス症候群は実在する正式な病名ではなく、『犯罪者』の物語に登場する架空の病気とみられます。

医学データベースや公的な医療情報を調べましたが、「メルトフェイス症候群」という病名は確認できませんでした。

Amazonプライムではこの病気を以下のように殺名しています。

ドラマの中のメルトフェイス症候群は、乳幼児の顔面組織が壊死していく謎の奇病です。
(参照:Prime Video

まだ原作の太田愛さんはモデルになった病気については言及にしていません。

メルトフェイス症候群の原因

直接の原因は病原菌バチルスF50です。

その発生には、成分不明の堆肥が使われた輸入ニンジンが関係している可能性があります。

ドラマ内では124名の乳幼児が発症しています。

メルトフェイス症候群の症状

初期症状は、目の浮腫性の腫れです。

その後、顔面に水疱ができ、紫斑が黒く変色して壊死が進行します。

重症化すると、壊死した顔面や口腔、舌の切除、眼球の摘出が必要になります。

メルトフェイス症候群の治療法

ドラマ内では、病気を根本的に治す治療法は紹介されていません。

壊死した部分を切除していますが、症状が次々と悪化しているため、これは根治治療ではなく、壊死の拡大を抑えるための対症的な処置とみられます

メルトフェイス症候群の後遺症

口腔を切除した患者は、胃へ直接栄養を送り込む必要があり、嘔吐を繰り返します。

さらに、顔面再建手術を何度も受けなければならず、痛みもあり、日常生活では24時間の介護が必要になります。

メルトフェイス症候群のモデルになった病気はある?

メルトフェイス症候群のモデルになった病気は明かされていませんが、顔の組織が壊死する症状はノーマ壊死性筋膜炎に似ています。

太田愛さんや出版社から、特定の病気をモデルにしたという発表は確認できませんでした。

以下で症状が似ている病気を紹介して行きます。

項目メルトフェイス症候群ノーマ壊死性筋膜炎
原因・バチルスF50
・成分不明の堆肥を使った輸入ニンジンが関係した可能性
・原因は未解明
・複数の口腔内細菌
・栄養不良
・免疫力低下
・口腔環境の悪化
・A群溶血性レンサ球菌など
症状・目の腫れ
・顔面の水疱、紫斑、壊死
・歯肉の炎症
・口や顔の壊死
・骨や皮膚まで進行
・腫れ、発赤
・発熱、激痛
・水疱、皮膚の変色
・組織の壊死
治療法・根本治療は不明・壊死部分を切除・抗菌薬
・口腔ケア
・栄養改善
・抗菌薬
・壊死部分を切除
後遺症・口から食事を取れない
・嘔吐を繰り返す
・顔面再建手術による痛み
・顔面の変形
・食事や会話の障害
・視力への影響
・再建手術
・手足の喪失
・重い傷痕
・身体機能の低下

ノーマは顔の組織が壊死する点、壊死性筋膜炎は細菌感染によって壊死が急速に進む点が、メルトフェイス症候群と似ています。

顔の組織が壊死するノーマ

メルトフェイス症候群に最も症状が近いのは、口や顔の組織が急速に壊死する「ノーマ」です。

ノーマは、歯肉の炎症から始まり、口や顔の軟部組織、骨、皮膚へと急速に広がる壊疽性疾患です。

重症化すると顔に大きな変形が残り、食事や会話、呼吸などに影響することもあります。

ノーマの原因は、口の中にいる複数の細菌による感染とされています。

乳幼児の顔面組織が壊死し、回復しても外見や生活に深刻な影響が残る点は、メルトフェイス症候群と共通しています。

症状はよく似ているけど、原因は細感染で食事によって発症するわけではないことが大きな違いですね。

細菌感染で壊死する壊死性筋膜炎

壊死性筋膜炎も、感染した部分の組織が急速に壊死する点でメルトフェイス症候群と似ています。

壊死性筋膜炎は、細菌によって皮膚の下にある筋膜や周辺組織が破壊される重い感染症です。

⚫︎発熱
⚫︎激しい痛み
⚫︎急速に広がる腫れ
⚫︎水疱・黒い斑点
⚫︎短時間で命に関わる状態に進む可能性(参照:CDC・アメリカ疾病予防管理センター

組織が急速に壊死する点は共通しますが、壊死性筋膜炎は顔だけに発症する病気ではありません。

また、乳幼児向け食品を食べた子どもが集団発症するという病気でもありません。

まとめ|メルトフェイス症候群は架空の病気とみられる

『犯罪者』に登場するメルトフェイス症候群は、実在する正式な病名として確認できない架空の病気とみられます。

モデルになった病気は明かされていませんが、顔の組織が壊死する症状はノーマ、組織が急速に破壊される点は壊死性筋膜炎と似ています。

また、森永ひ素ミルク中毒事件やカネミ油症事件とは、食品による集団被害や製造過程での有害物質の混入という共通点があります。

どの病気や事件も作品のモデルとは断定できませんが、現実に起きた深刻な被害を知ると、『犯罪者』の設定が決して現実離れしたものだけではないことがわかります。

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この記事を書いた人

画面の向こう側の「なぜ?」を深掘りする、エンタメ考察ブロガー。

ドラマからMV、恋リアまで、気になる作品の裏側や演出の意図をコツコツと言語化しています。単なる情報のまとめではなく、「事実(Fact)→ 意図(Intent)→ 考察(Interpretation)」を大切に、作品をより深く楽しむための「答え合わせ」の場を作ることがモットー。

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