『VIVANT』第14話で、野崎はベキを「尊敬に値する人物」と語りました。
尊敬する直接的な理由は、テントの報酬をバルカの孤児に使い、生活や教育、留学まで支えた功績です。
ただ、公安の立場を越えてベキの復讐まで手助けしたことを考えると、孤児救済への評価だけではなさそうです。

2人の経歴と行動を比べ、野崎がベキの何に尊敬を抱いたのか考察します。
この記事を読んでわかること
・野崎がベキを尊敬する理由
・野崎がベキの復讐に関わっていた経緯
・野崎が上原への復讐を止めなかった理由
・野崎とベキの共通点と大きな違い
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野崎がベキを尊敬する理由は孤児を救い続けたから
野崎がベキを尊敬する直接的な理由は、テントの報酬をバルカの孤児に使い、その将来まで支えていたからです。
第14話でハン・リンシン(宮下今日子)は、野崎がベキの復讐に協力した理由を尋ねました。
野崎は「ベキは尊敬に値する人物だからだ」と答え、その理由を尋ねたハンにテントの活動と孤児院の関係を話し始めます。



では野崎がベキを尊敬する理由は一体何なのでしょうか?
テントの報酬を孤児の生活と教育に使っていた
ベキはバルカの内乱で親を失った孤児を救うためにテロや暗殺など悪に手を染めていたからです。
テントは依頼を受けてテロや暗殺、誘拐、サイバー攻撃などを実行し、依頼主から莫大な報酬を受け取っていました。
ベキは複数の孤児院や養護施設を運営し、食事、生活費、教育費を負担。
希望する子どもには、海外への留学費用も出していました。(出典:シネマトゥデイ 2023年9月3日)
テントが行ったことは犯罪です。
野崎が評価したのはその方法ではなく、得た金を自分の利益にせず、孤児の生活と将来を支えるために使ったことだったからでしょう。
「ベキの葬式に行けばわかる」の意味
野崎はハンに、ベキの活動について「どうせベキの葬式に行けばわかることだ」と話しました。
現在バルカで活躍している若者の多くが、ベキの孤児院や養護施設で育っています。



葬儀には相当数の人々が集まるはず
注目すべきはその人数だけでなく、参列者の顔ぶれ。
それを見れば、ベキがどれほど多くの人を救ったのかがわかるのでしょう。



施設を出た若者たちは、それぞれの仕事を通して現在のバルカを支えています。
ベキは孤児を一時的に保護しただけではありません。教育を受け、自分の力で生きられるところまで支援していました。
野崎がベキの復讐を裏で手助けしていた経緯
シーズン1では隠されていたベキの復讐に野崎の関与があったことが第14話で初めて明らかになりました。
シーズン1では新庄がベキを脱獄させたように見えた
シーズン1最終回では、公安の新庄がテントのモニターだったことが判明しました。
新庄の協力によって拘置所を脱出したベキ、バトラカ、ピヨは、元公安部外事課長の上原史郎の自宅へ向かいます。
当時明かされたのは、新庄がベキたちの脱獄を助けたことまででした。野崎が計画に関わっていたことや、ベキを尊敬していたことは語られていません。
ベキは上原への復讐を果たそうとしますが、駆け付けた乃木憂助に撃たれました。
(出典:MANTANWEB 2023年9月24日)
第14話で野崎も復讐に協力していたことが判明
第14話で野崎と再会したハンは、ベキの脱獄と復讐に野崎が関わっていたことを本人から知らされました。
この会話により、新庄が単独でベキを逃がしたのではなく、野崎も裏で手助けしていたことが明らかになります。
野崎がベキを尊敬するという新たな事実も加わり、シーズン1最終回の見え方が変わりました。
(出典:TBS『VIVANT』第14話 2026年8月16日)
野崎がベキの復讐を手助けした理由
野崎がベキの復讐を止めなかったのは、日本を狙ったものではなく、上原個人に対する復讐だったからです。
野崎はハンに、個人的な復讐だったため止めなかったと説明しています。
ベキこと乃木卓は、約40年前に公安部外事課の諜報員としてバルカへ渡りました。
バルカで内乱が起きると、当時の上司だった上原はベキ一家の救出を中止します。
ベキは妻の明美を亡くし、息子の憂助とも生き別れました。明美は亡くなる前、自分たちを見捨てた人物への復讐をベキに託しています。
(出典:TBS Topics 2023年9月11日)
ベキが狙ったのは日本や公安全体ではなく、自分の家族を見捨てた上原でした。
そこに「ベキは尊敬に値する人物」という思いが加わり、野崎は復讐を阻止するのではなく、裏から手を貸しました。
ベキの共通点と野崎にはなし得ていないこととは?
野崎はベキとの共通点に共感しながら、自分にはできない規模でバルカの未来を変えた生き方に尊敬を抱いたと考えます。
ここからは、ベキと野崎2人の経歴と劇中での行動をもとにした考察です。
2人とも公安の外事部門で活動した諜報員
2人は立場や時代こそ違いますが、日本を離れて秘密任務に就いた公安の諜報員です。
時代の違いこそあれ、ベキと野崎は公安として日本を守る立場で働いています。
野崎には、国外で正体を隠して活動する危険性や、現場の人間が組織の判断に左右される厳しさがわかります。
同じ仕事をしてきたからこそ、上原の命令によって家族ごと見捨てられたベキの無念を、一般の人より深く理解できたのでしょう。
組織の判断より自分が正しいと思う道を選ぶ
組織の命令だけに頼らず、何が正しいのかを自分で決める点が2人の共通点です。
ベキは公安に見捨てられた後、自らテントを作り、バルカの孤児を救う道を選びました。



野崎も、任務だけではなく新年に沿って行動するタイプです。
公安の立場なら、脱獄したベキを捕らえ、上原への復讐を阻止するのが本来の役目です。
それでも野崎は、上原個人への復讐であることや、ベキが歩んできた人生を踏まえ、自分の判断で手を貸しました。
敵や味方という肩書だけで人物を判断しないこと
2人とも所属する組織だけで敵と味方を決めず、その人物が何を目的に動いているのかを見ようとしています。
ベキは乃木が別班としてテントへ潜入していたと知った後も、裏切り者として処刑しませんでした。



乃木の拘束を解き、なぜテントへ来たのかを本人の言葉で確かめています。
野崎もベキを「国際テロ組織のリーダー」という肩書だけで判断していません。
テントが行った犯罪と、孤児を救い続けたベキ個人の生き方を分けて見ています。
共通点があるだけなら、野崎の感情は共感で終わってしまいます。
野崎は一体ベキのどこに自分より優れ尊敬する部分を感じたのでしょうか?
野崎にはない「バルカの未来を変えた功績」
尊敬に変わった決め手は、同じ公安の諜報員だったベキが、国にもできなかった規模で孤児を救ったことではないでしょうか。
野崎も公安として多くの人を助けてきました。
しかし、孤児の生活と教育を長年支え、その子どもたちをバルカで活躍する人材に育てたわけではありません。
ベキは公安に見捨てられ、家族を失いました。
その後の人生を復讐だけに使わず、同じように家族を失った子どもたちを育て、バルカの未来へつなげています。
同じ仕事を経験した野崎だからこそ、組織に使われるのではなく自ら自分の役目を見つけ、成し遂げたベキの功績の凄さがわかるのでしょう。
それが、職務を越えて復讐に手を貸すほどの尊敬につながったと考えます。
【VIVANT】野崎がベキを尊敬する理由まとめ
野崎がベキを尊敬する直接的な理由は、テントの報酬をバルカの孤児に使い、生活や教育、留学まで支えた功績です。
2人はともに公安の外事部門で活動した諜報員です。
同じ仕事を経験している野崎にはベキとは共通点も多くあり、組織に見捨てられたベキの無念が理解できたのでしょう。
同じ公安出身だからこそ、自分には成し遂げられなかったベキの功績を理解し、深い尊敬を抱いたと考えられます。










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