『ワースト・ファーストラブ』は、マッチングアプリで知り合った男女の「最悪なデート」から始まります。
ところが、そこで終わらないのがこのドラマ。
一度会っただけの女性が亡くなり、主人公がその人の弔辞を任されるという、なかなか想像できない展開へ進んでいきます。
ここまで変わった設定だと、「誰かの実体験がモデル?」「小説や漫画をドラマ化したの?」と気になる人も多いのではないでしょうか。

あらすじだけ読むと、フィクションなのか実際にあった話なのか、ちょっと判断しづらいですよね。
調べてみると、脚本家・瀬戸大希さんのかなり印象的な婚活エピソードが、この作品が生まれるきっかけになっていました。
さらに、ドラマ化される前には別のタイトルで発表された脚本も存在します。
この記事では、どの部分が現実の体験なのか、そして原作と呼べる作品があるのかを順番に整理します。
この記事でわかること
- ドラマの内容は本当にあった話なのか
- 瀬戸大希さんが実際に経験したこと
- 原作となる漫画・小説は存在するのか
- 『モスト・ワースト・ファーストラブ』とのつながり
- 受賞脚本とドラマ版で違う部分
- 脚本家・瀬戸大希さんのプロフィール
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▶ワースト・ファーストラブ彩子の死因は?なぜ死んだ?原作との違いも解説
ワースト・ファーストラブは実話?
まず押さえておきたいのは、ドラマで描かれる出来事が、そのまま脚本家の身に起きたわけではないという点です。
きっかけになったのは脚本家の婚活経験
『ワースト・ファーストラブ』は実録ドラマではありません。一方で、物語のスタート地点には瀬戸大希さん自身の婚活経験があります。
瀬戸大希さんは作品について語る中で、婚活中に合計100人ほどの女性と会ったことを明かしています。
その数にも驚きますが、作品につながったのは、その中でも特にうまくいかなかった1回のデートでした。
相手との会話はほとんど続かず、瀬戸さんにとってはかなり気まずい時間になったようです。
普通なら「今日は散々だった」で終わりそうですが、瀬戸さんは帰る途中、その女性について「もし今、この人に何かあったら自分はどう感じるのだろう」と考えたそうです。
この発想が広がり、後の『モスト・ワースト・ファーストラブ』へつながっていきました。
現実にあったのは「うまくいかなかったデート」。そこへ架空の出来事を重ねて作られたのが作品の物語というわけです。



100人との婚活の中でも、楽しかったデートではなく「うまくいかなかった1日」が脚本の種になったのは意外でした。
実際にあったのはどの部分?
では、瀬戸大希さんの経験とドラマの創作部分は、どこで分かれているのでしょうか。
本人が公表している内容をもとに分けると、次のようになります。
| エピソード | 実体験との関係 |
|---|---|
| 婚活をしていた | 本人の経験 |
| 約100人の女性と会った | 本人がコメント |
| ほぼ会話にならないデートがあった | 本人の経験 |
| 相手にもし何かあったらと想像した | 本人がコメント |
| 女性がデート後に死亡する | 創作 |
| 葬儀で弔辞を頼まれる | 創作 |
| 亡くなった女性のことを調べる | 創作 |
こうして分けると、実体験が使われている範囲は意外と限定的です。
瀬戸さんが経験したデートを土台にしながらも、女性の死や葬儀、その後の展開は脚本の中で作られたものです。
そのため、「実話をドラマ化した作品」というより、現実の出来事からアイデアを得たオリジナルストーリーと捉える方が近いでしょう。



「実体験が元」と聞くと全部本当のように感じますが、実際にあった部分は物語の最初のきっかけなんですね。
ワースト・ファーストラブに原作はある?
次に気になるのが原作です。
タイトルや設定だけを見ると、少し変わった恋愛小説を実写化した作品のようにも見えます。
漫画・小説を実写化した作品ではない
『ワースト・ファーストラブ』の原作として発売されている漫画や小説はありません。ドラマのベースになったのは、瀬戸大希さんが書いたオリジナルのシナリオです。
そのシナリオは、現在のドラマ名とは少し違い、『モスト・ワースト・ファーストラブ』という題名でした。
瀬戸さんはこの作品を「日テレシナリオライターコンテスト2024」へ応募し、大賞に選ばれています。
つまり、先に市販の原作本があったのではなく、コンテストで評価されたシナリオが映像作品へ発展したという経緯です。
参照:日本テレビ「日テレシナリオライターコンテスト2024」受賞結果
流れだけを見ると、次のようになります。
- 瀬戸大希さんがオリジナルシナリオを制作
- 『モスト・ワースト・ファーストラブ』の題名でコンテストへ応募
- 2024年度の大賞作品に決定
- ドラマ化に際して『ワースト・ファーストラブ』へタイトル変更
「原作」という言葉から漫画や小説を探していた人には、少しわかりにくい経緯かもしれません。
本作の場合は、原作本ではなく「受賞した脚本」がドラマの出発点になっています。



本屋さんで原作を探すタイプの作品ではないんですね。もとの脚本は日本テレビのサイトで公開されています。
「モスト・ワースト・ファーストラブ」は別作品ではない
作品を検索すると、現在のタイトルとは別に『モスト・ワースト・ファーストラブ』という名前が出てきます。
名前が微妙に違うので別作品にも見えますが、こちらがドラマ化の土台となった大賞受賞シナリオです。
ドラマ化の段階で「モスト」が取れ、現在の『ワースト・ファーストラブ』というタイトルになりました。
杉山正宗や川崎彩子といった中心人物も受賞脚本から登場しているため、タイトルは変わっても物語の核は受け継がれています。
また、大賞作品の脚本は公式サイトから読むことができます。
参照:日本テレビ「モスト・ワースト・ファーストラブ」受賞脚本
ここまで読むと、「原作がない」というより「漫画や小説ではなく、先に完成していた脚本がある」と考えるとわかりやすいですね。
原作脚本とドラマ版には違いがある
『モスト・ワースト・ファーストラブ』をもとにドラマ化されていますが、受賞脚本の内容がそのまま映像になったわけではありません。
すでに公開されている情報を比べると、ストーリーの中でもかなり重要な部分が変更されています。
彩子の死因が「通り魔」から「交通事故」に変更
受賞脚本では川崎彩子は通り魔に刺されて亡くなりますが、ドラマ版では交通事故で亡くなる設定になっています。
『モスト・ワースト・ファーストラブ』では、正宗とのデートを終えた後、彩子が通り魔に刺され、正宗が最期を看取るという流れです。
一方、ドラマ版では、デート後に帰ろうとした彩子が正宗の目の前で交通事故に遭い、そのまま亡くなる設定へ変わっています。
| 比較 | 受賞脚本 | ドラマ版 |
|---|---|---|
| タイトル | モスト・ワースト・ファーストラブ | ワースト・ファーストラブ |
| 主人公 | 杉山正宗 | 杉山正宗 |
| 相手 | 川崎彩子 | 川崎彩子 |
| 彩子の死 | 通り魔による刺殺 | 交通事故 |
主人公やヒロインなど物語の軸は共通していますが、ドラマとして見せるために一部設定が調整されていることがわかります。
なお、彩子の死因を「通り魔」から「交通事故」に変更した理由については、現時点で公式から明確な説明は出ていません。
そのため、変更理由については推測で断定しない方がよいでしょう。



元の脚本を知っている人は、ドラマで「ここが変わった!」と気づく場面がほかにもありそうですね。
脚本家・瀬戸大希はどんな人?
ここまで見てきたように、『ワースト・ファーストラブ』の出発点には脚本家・瀬戸大希さん自身の婚活経験があります。
では、瀬戸大希さんはどのような脚本家なのでしょうか。
日テレシナリオライターコンテスト2024大賞を受賞
瀬戸大希さんは、富山県富山市出身の脚本家です。
『モスト・ワースト・ファーストラブ』で、「日テレシナリオライターコンテスト2024」大賞を受賞しました。
日本テレビ公式では、今回の『ワースト・ファーストラブ』が瀬戸さん初の単独オリジナル作品として紹介されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 瀬戸大希 |
| 出身 | 富山県富山市 |
| 受賞 | 日テレシナリオライターコンテスト2024 大賞 |
| 受賞作 | モスト・ワースト・ファーストラブ |
| ドラマ版 | ワースト・ファーストラブ |
| 作品の着想 | 自身の婚活経験 |
| 婚活で会った人数 | 本人によると計100人 |
婚活で経験した1回の「最悪のデート」が、コンテスト大賞、そしてテレビドラマへとつながったことになります。
ドラマの設定だけを見るとかなり特殊ですが、その出発点は「デートが全然うまくいかなかった」という、意外と身近な出来事だったんですね。



脚本が生まれた背景を知ってから見ると、正宗と彩子の「最悪のデート」の見え方も少し変わりそうです。
まとめ:ワースト・ファーストラブは実体験から生まれたフィクション
今回は、『ワースト・ファーストラブ』は実話なのか、原作はあるのかについて紹介しました。
- 物語そのものは実話ではない
- 脚本家・瀬戸大希さん自身の婚活体験から着想している
- 瀬戸さんは婚活で計100人の女性と会ったと公表
- うまく会話できなかった「最悪のデート」が物語のきっかけ
- 漫画や小説を原作にした作品ではない
- もとになったのは『モスト・ワースト・ファーストラブ』というオリジナル脚本
- 日テレシナリオライターコンテスト2024の大賞受賞作
- 受賞脚本では彩子は通り魔に刺され、ドラマ版では交通事故に変更されている
『ワースト・ファーストラブ』は、実話をそのまま映像化した作品ではありませんが、瀬戸大希さんの実際の婚活体験から生まれた物語です。
うまくいかなかったデートの帰りに浮かんだ発想から、最悪の第一印象だった相手の知らなかった一面をたどる物語へと広がっていきました。
また、漫画や小説ではなく、コンテスト大賞を受賞したオリジナル脚本がもとになっています。
受賞脚本とドラマ版では彩子の亡くなり方にも違いがあるため、ドラマを見た後に元の脚本と比べてみると、さらに作品を深く楽しめそうです。









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